JRE-IKSTシリーズ

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JRE-IKSTシリーズ'とは、2024年令和6年)10月より東日本旅客鉄道(JR東日本)が導入を始めた発車メロディシリーズの総称。「JRE-IKSTメロディーシリーズ」とも。

正式管理名称は長らく不明だったが、2025年3月の勝浦駅のイベントで「JRE-IKST-xxx-xx」という形式の管理名称が判明した。管理名称が判明するまでは発車ベル使用状況において首都圏xx番という名称が用いられてきていたため、一連の発車メロディを総称して「首都圏シリーズ」とも呼称する。

概要[編集]

2024年10月9日横浜駅で突如発車メロディが変更されたことが始まりである。元々導入されていた楽曲の人気が高かったことや、音の違いがわかりにくかったことから一部のファンが改悪だと言っている。クレームを入れる輩もいた模様[注 1]

導入目的に関して、JR側は放送装置の更新に伴うものと説明しているが、音鉄界隈では首都圏各線区での長編成ワンマン運転実施に向けての車載メロディ化の準備、あるいは著作権の自社管理への統一との見方が濃厚である[注 2][注 3]

10月は横浜のほか新宿東京に導入され、2024年11月から2025年1月にかけては横須賀線に集中導入された。1月はその後八王子支社にも導入され、2月は首都圏本部を中心に使用駅が急増、大宮支社千葉支社管内での変更もスタートした。3月初めに東海道線に集中導入されてから一旦導入はストップしたが、4月半ばより再開、GWを除き変更のペースが再び上がっている。6月に入ると千葉支社管内で使用駅が急激に増加している。また、荻窪駅秋葉原駅品川駅などでは、一部のホームのみ変えるパターンも発生している。

導入規則として、路線ごとに同じメロディを使用し、方面別に異なる音色が使用されているなのですごくわかりにくい
また、副本線には特に法則がなく、

  • 直通運転を行なっている路線の汎用曲(新宿、東京(東海道線)など)
  • 特定の副本線専用曲(武蔵野線など)
  • 共用の副本線汎用曲(東神奈川、中野など)
  • 本線の音色違い(大崎、武蔵浦和、川越など。わかりにくい
  • 本線と全く同じ曲(根府川、東十条など。一番わかりにくい

などといったパターンがある。

なお、登場当初は批判派を中心にAIが作曲しているのではないかとの意見が散見されたが、現在は完全に否定されている。また舞浜駅や神田駅、池袋駅のご当地メロディーもこのメロディーの制作者によるものといわれているが、こちらも真偽不明。

一覧[編集]

※たった1年足らずで21個×2パターン+‪17の合計59曲が登場しているため、これからも増え続けるとみられる。

管理名称 別称 初採用 線区
JRE-IKST-001
(首都圏15番)
東京6番 2024/10/31
東京駅
JE 京葉線
JRE-IKST-002
(首都圏17番)
府中本町3番 2025/1/21
府中本町駅
JM 武蔵野線
JRE-IKST-003
(首都圏10番)
新宿6番 2024/10/24
新宿駅
JB 中央・総武緩行線
JRE-IKST-004
(首都圏14番)
東京5番 2024/10/31
東京駅
副本線汎用?
JRE-IKST-005
(首都圏13番)
東京4番 2024/10/31
東京駅
副本線汎用?
成田線?
JRE-IKST-006
(首都圏5番)
新宿1番 2024/10/24
新宿駅
JA 埼京線
川越線
JRE-IKST-007
(首都圏1番)
横浜1番 2024/10/9
横浜駅
JK 京浜東北・根岸線
JRE-IKST-008
(首都圏16番)
逗子1番 2024/12/17
逗子駅
横須賀線など副本線?
JRE-IKST-009
(首都圏6番)
新宿2番 2024/10/24
新宿駅
高崎線?
JRE-IKST-010
(首都圏11番)
新宿7番 2024/10/24
新宿駅
JY 山手線
JRE-IKST-011
(首都圏7番)
新宿3番 2024/10/24
新宿駅
中央快速線副本線?
青梅線?
JRE-IKST-012
(首都圏9番)
新宿5番 2024/10/24
新宿駅
CO 中央本線
JRE-IKST-013
(首都圏12番)
東京3番 2024/10/31
東京駅
JJ 常磐快速線
JRE-IKST-014
(首都圏20番)
大宮1番 2025/2/18
大宮駅
副本線汎用?
南武線?
JRE-IKST-015
(首都圏4番)
横浜4番 2024/10/9
横浜駅
JO 横須賀・総武快速線
JRE-IKST-016
(首都圏8番)
新宿4番 2024/10/24
新宿駅
JC 中央快速線
JRE-IKST-017
(首都圏2番)
横浜2番 2024/10/9
横浜駅
副本線汎用?
横浜線?
JRE-IKST-018
(首都圏19番)
池袋1番 2025/2/12
池袋駅
JS 湘南新宿ライン
JRE-IKST-019
(首都圏18番)
東所沢1番 2025/1/28
東所沢駅
JM 武蔵野線副本線
JRE-IKST-020
(首都圏21番)
上野1番 2024/2/19
上野駅
JT 伊東線
JJ 常磐快速線副本線
JRE-IKST-021
(首都圏3番)
横浜3番 2024/10/9
横浜駅
JT 東海道線
JU 宇都宮線

導入状況[編集]

2025年1月下旬頃から変更のスピードを早めている。また、これらは同一人物[注 4]が変更しているとみられているので、JRE-IKSTシリーズに変わった駅の近くの駅は当日~数日以内に変わってしまう可能性が高い。

年表[編集]

消滅した発車メロディ[編集]

この節では、JRE-IKSTシリーズの導入・置換によって消滅した発車メロディを列挙する(一時的に消滅したものも含む)。JRE-IKSTシリーズ絡みで使用駅が消滅した曲は既に36曲39バージョンを数える。

消滅が迫る発車メロディ[編集]

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この節では、JRE-IKSTシリーズの導入・置換により、使用駅が減少したために消滅が迫るメロディを列挙する。JRE-IKSTシリーズ絡みで使用駅が残り1駅に減った曲だけでも既に26曲あり、今後も増えると思われる。なお、太字は消滅が確定した曲。

評価[編集]

先述の通り、既存の多くのメロディが置き換えられたため、一部の音鉄からの評判は頗る悪く[注 7]、ネット上では否定的な意見が続出している。音鉄に対するJRの嫌がらせとの陰謀論クラスの主張もある。

JR-SHシリーズを手がけた塩塚博氏もブログでこの件について残念だと言及している。

とはいえ、JRE-IKSTシリーズで置き換え真っ只中のテイチク製の発車メロディも登場時の評判は散々だったようなので、時が進むにつれて次第に受け入れられていくかもしれない

非鉄の方はおそらく駅メロに興味が無いと思われるため評価不能ではあるが、一部の利用者は降車駅の判別を発車メロディで行っていたこともあり、変更には一定の困惑の声がみられる。

脚注[編集]

  1. クレームを入れたら音鉄の評価が下がると思わなかったのだろうか
  2. もし前者でない場合、山手線や京浜東北線のメロディは短命に終わる可能性が高い。
  3. JR側の説明に関しては、現に平日の日中に大量更新が進んでいたり、放送装置を更新したばかりの駅や比較的新しいスイッチ製の曲でもお構いなく変更されていることを追記しておく。
  4. 係員が測定している様子が新日本橋駅などで確認されており、YouTubeにも載っている。
  5. 最後まで残ったのは佐原駅であったが、JR-SH1-3に変更された。
  6. 横浜線は2026年3月にワンマン化するため。
  7. 首都圏2番や首都圏7番、首都圏8番や首都圏13番などはまだ人気が高い。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]