JR湘南新宿ライン
東日本旅客鉄道(JR東日本) JS 湘南新宿ライン | |
|---|---|
|
| |
| 基本情報 | |
| 国 |
|
| 所在地 |
群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県 東京都、神奈川県 |
| 経由路線 |
両毛線、上越線、高崎線、東北本線 山手線、東海道本線、横須賀線 |
| 開業 | 2001年12月1日 |
| 所有者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
| 運営者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
| 使用車両 | 車両を参照 |
| 路線諸元 | |
| 軌間 | 1,067 mm |
| 電化方式 |
直流1,500 V 架空電車線方式 |
| 最高速度 | 120 km/h |
湘南新宿ライン(しょうなんしんじゅくライン)は、JR東日本が新宿駅を経由し東海道線・横須賀線・宇都宮線・高崎線・埼京線[注 1]などを直通で運行する運行系統名。SSL(Syonan-Sinjuku Line)と略されることもある。
運行実態[編集]
湘南新宿ラインは2001年(平成13年)12月1日のダイヤ改正から運行を開始した。それまで東京駅・上野駅を主要ターミナルとしていた首都圏の中距離電車について、副都心駅(池袋、新宿、渋谷)を経由する相互直通運転を行うことが目的である。東横特急に対抗して、「新宿」をターゲットに新ルートを企画したわけである。基本的に、運行区間は「高崎線と東海道線」、「宇都宮線と横須賀線」の2系統に分かれ、日中は各系統30分間隔で大宮 - 大船間は交互に15分間隔となっている。
ダイヤ乱れが起きると、新宿駅などで折り返すことがある。
東海道線 - 高崎線の列車は全列車が快速運転を行い、西大井・新川崎・保土ヶ谷・東戸塚を通過する[注 2]。
特別快速は、恵比寿も通過する。
宇都宮線 - 横須賀線の列車は、大宮駅以南ではホームのある全駅に停車し、大崎駅以西では横須賀線相当となる。日中は半分の列車で宇都宮線内が快速で、宇都宮方面は大崎駅以北で、逗子方面は大宮駅以北で快速と表示される。なお、Yahoo!乗換案内では各駅停車区間の横浜駅などでも快速と表示される。
湘南新宿ラインの列車の南側は、逗子駅止まりと小田原駅止まりの2種類がある[1]。
新宿 - 横須賀間で競合民鉄が無いにも関わらず、湘南新宿ラインの横須賀線直通が逗子折り返しの理由は、以下の通りとされる。
- 逗子駅構内の留置線が4両編成までに対応していないが、湘南新宿ラインの付属編成は5両である。
- 横須賀線の車両は切り離しを容易にするため久里浜方に付属編成がつくが、湘南新宿ラインの車両は大船方に付属編成がつく。
- 湘南新宿ラインの車両はドアカットをする機能がないため、田浦駅での両数制限(9両+1両2番ドアまで)にひっかかる。
また、乗降実績からしても、2023年度の横須賀線 東逗子駅(逗子駅の久里浜方隣駅)の1日平均乗車人員は4,453人であり、横須賀線の駅としては、田浦駅に次いで2番目に少ない。田浦駅の1日平均乗降客数は、2011年度で2,515人である。一方、逗子駅は、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は25,184人で両駅より1桁多いため、現実的に延伸するメリットは少ない、
種別概要[編集]
- 特別快速
- 高崎線からの直通列車の一部が割り当てられる最優等種別。湘南新宿ラインにおいて最も停車駅が少ない。小田原、国府津、平塚、茅ヶ崎、藤沢、大船、大船、戸塚、武蔵小杉、大崎、渋谷、新宿、池袋、赤羽、浦和、大宮、上尾、桶川、北本、鴻巣、熊谷と熊谷から先の高崎線内の各駅に停車する。山手線内では恵比寿を通過し、西大井や新川崎も通過する。しかし、戸塚以西で東海道線に入ると一気に鈍足化し大船駅以西の通過駅は4駅である。
辻堂駅への停車運動がある。 - 快速(高崎線直通)
- 湘南新宿ラインの快速は、高崎線と東海道線を結ぶ。戸塚以西の東海道線内で各駅に停車する。平塚、茅ヶ崎、辻堂、藤沢、大船、戸塚、保土ヶ谷、横浜、新川崎、武蔵小杉、西大井、大崎、恵比寿、渋谷、新宿、池袋、赤羽、浦和、 大宮が停車駅である。恵比寿にも停車する点が特別快速とは異なる。
- 快速(宇都宮線直通)
- 大宮以南では各駅に停車し通称JS区間での停車駅はない。
駅一覧[編集]
ここでは湘南新宿ラインの駅番号が付与されている大宮駅 - 逗子駅間の停車駅の一覧と停車種別・接続路線・所在地などを、北側から南側に向かって一覧表で示す。
- 特定都区市内制度適用範囲の駅 : 山=東京山手線内、区=東京都区内、浜=横浜市内
- 営業キロは田端駅・武蔵小杉駅経由のものを記載し、新宿駅からの営業キロについては( ) 内に運賃計算に用いる十条駅・大井町駅経由のものを記載する。#運賃および料金の計算を参照。
- 停車駅
- 接続路線
- 駅名が異なる場合は⇒印で駅名を記す。
- 新宿 - 大崎間の埼京線・武蔵小杉 - 鎌倉間の横須賀線・新宿 - 西大井間の相鉄直通線・浦和と戸塚の上野東京ラインは記載を省略。
| 管理事業本部 | 駅番号 | 駅名 | 駅間営業キロ | 新宿からの営業キロ | 普通 | 快速(宇都宮線) | 快速(高崎線) | 特別快速 | 接続路線 | 所在地 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 高崎線・宇都宮線へ直通運転 | ||||||||||||
| 大宮事業本部 | OMY JS 24 |
大宮駅 | - | 33.2 (27.4) |
● | ● | ● | ● | TD-01東武野田線・ニューシャトル |
埼玉県 | さいたま市 | 大宮区 |
| 浦和事業本部 | URW JS 23 |
浦和駅 | 6.1 | 27.1 (21.3) |
● | ● | ● | ● | JK 43京浜東北線 | 浦和区 | ||
| 池袋事業本部 | ABN JS 22 |
区赤羽駅 | 11.0 | 16.1 (10.3) |
● | ● | ● | ● | JK 38京浜東北線・JU 04上野東京ライン・JA 15埼京線 | 東京都 | 北区 | |
| IKB JS 21 |
山区池袋駅 | 11.3 | 4.8 | ● | ● | ● | ● | JY 13山手線・JA 12埼京線 F-09東京メトロ副都心線・Y-09東京メトロ有楽町線・M-25東京メトロ丸ノ内線 SI01西武池袋線・TJ-01東武東上線 |
豊島区 | |||
| 新宿事業本部 | SJK JS 20 |
山区新宿駅 | 4.8 | 0.0 | ● | ● | ● | ● | JY 17山手線・JB 10中央・総武快速線・JC 05中央快速線 OH 01小田急線・KO01京王線・京王新線・S-01都営新宿線 E-27都営大江戸線 M-08東京メトロ丸ノ内線 SS01西武新宿線(西武新宿駅) |
新宿区 | ||
| 渋谷事業本部 | SBY JS 19 |
山区渋谷駅 | 3.4 | 3.4 | ● | ● | ● | ● | JY 20山手線 DT 01東急田園都市線・Z-01 東京メトロ半蔵門線 TY 01 東急東横線・F-16東京メトロ副都心線 IN01京王井の頭線・G-01東京メトロ銀座線 |
渋谷区 | ||
| EBS JS 18 |
山区恵比寿駅 | 1.6 | 5.0 | ● | ● | ● | | | JY 21山手線・H-02東京メトロ日比谷線 | ||||
| OSK JS 17 |
山区大崎駅 | 3.6 | 8.6 | ● | ● | ● | ● | JY 24山手線・R 08りんかい線 | 品川区 | |||
| 品川事業本部 | JS 16 | 区西大井駅 | 5.6 | 14.2 | ● | ● | | | | | JO 16横須賀線 | |||
| 川崎事業本部 | MKG JS 15 |
武蔵小杉駅 | 6.4 | 20.6 | ● | ● | ● | ● | SO 相鉄・JR直通線・JN 07南武線 TY 11東急東横線・MG 11東急目黒線 |
神奈川県 | 川崎市 | 中原区 |
| JS 14 | 新川崎駅 | 2.7 | 23.3 | ● | ● | | | | | 幸区 | ||||
| 横浜事業本部 | YHM JS 13 |
浜 横浜駅 | 12.2 | 35.5 (32.6) |
● | ● | ● | ● | JT 05上野東京ライン・JK 12京浜東北線・根岸線 TY 21東急東横線・MM 01みなとみらい線 SO 01相鉄線・B 20横浜市営地下鉄ブルーライン・KK 37京浜急行線 |
横浜市 | 西区 | |
| JS 12 | 浜保土ケ谷駅 | 3.0 | 38.5 (35.6) |
● | ● | | | | | 保土ケ谷区 | ||||
| JS 11 | 浜東戸塚駅 | 4.9 | 43.4 (40.5) |
● | ● | | | | | 戸塚区 | ||||
| TTK JS 10 |
浜戸塚駅 | 4.2 | 47.6 (44.7) |
● | ● | ● | ● | B 06横浜市営地下鉄ブルーライン | ||||
| OFN JS 09 |
大船駅 | 5.6 | 53.2 (50.3) |
● | ● | ● | ● | JT 07東海道線・JK 01根岸線・SMR1湘南モノレール | 鎌倉市 | |||
| JS 08 | 北鎌倉駅 | 2.3 | 55.5 (52.6) |
● | ● | 平塚・国府津・小田原方面 | ||||||
| JS 07 | 鎌倉駅 | 2.2 | 57.7 (54.8) |
● | ● | EN 15江ノ島電鉄 | ||||||
| JS 06 | 逗子駅 | 3.9 | 61.8 (58.9) |
● | ● | JO 06横須賀線・KK 53京急逗子線(逗子・葉山駅) | 逗子市 | |||||
発車メロディ[編集]
- JRE-IKSTシリーズの汎用曲が導入されているが、埼京線や横須賀線など他路線の汎用曲が優先されているのが特徴。
| 駅 | 下り | 上り |
|---|---|---|
| 大宮駅 | ③JRE-IKST-018-02 ④ JRE-IKST-021-02 ⑥JRE-IKST-009-01 ⑦JRE-IKST-008-01 |
JRE-IKST-018-01 |
| 浦和駅 | JRE-IKST-018-02 | |
| 赤羽駅 | 俺たちの明日 | 今宵の月のように |
| 池袋駅 | JRE-IKST-018-02 | JRE-IKST-018-01 |
| 新宿駅 | JRE-IKST-006-01 | JRE-IKST-006-02 |
| 渋谷駅 | ||
| 恵比寿駅 | 第三の男 | |
| 大崎駅 | JRE-IKST-018-02 | JRE-IKST-018-01 |
| 西大井駅 | JRE-IKST-015-01 | JRE-IKST-015-02 |
| 武蔵小杉駅 | ||
| 新川崎駅 | ||
| 横浜駅 | ||
| 保土ヶ谷駅 | ||
| 東戸塚駅 | ||
| 戸塚駅 | ||
| 大船駅 | ⑦ 首都圏4-4番(仮称) ⑧ JRE-IKST-015-01 |
⑤ JRE-IKST-015-02 ⑥ 首都圏4-3番(仮称) ⑦ 首都圏4-4番(仮称) |
| 北鎌倉駅 | JRE-IKST-015-01 | JRE-IKST-015-02 |
| 鎌倉駅 | ||
| 逗子駅 | ① JRE-IKST-015-02 ② JRE-IKST-015-01 ③ JRE-IKST-008-03 | |
川口駅への停車運動[編集]
「ムカつく列車の通過駅の一覧#湘南新宿ライン・上野東京ライン 川口駅」も参照
川口駅は、約57万人の人口を抱える川口市の中心的な駅であり、2009年度は埼玉県内で大宮駅に次いで2番目に多い1日あたりの平均乗車人員を計上[2]しながら京浜東北線以外にホームがないという現状を受け、「川口駅に急行を」を合言葉に市民団体が設立され、湘南新宿ラインの川口駅停車を実現する会が署名活動を実施。また商業地規模も埼玉県内で大宮駅に次いで2番目の規模である。この会の具体的な活動の例としては自由民主党川口市議会議員団が、24,258名の署名を添えて2009年7月30日に湘南新宿ラインの川口駅停車を要望する要望書を東日本旅客鉄道へ提出している[3]。
湘南新宿ラインの列車を停車させるには、新たなホームの設置、線路の移設といった技術面の問題があるが後述のように問題は少ないものの、営業上の都合として営業キロがわずか2.6キロしか離れていない赤羽駅の存在がネックとなる。このため、後述のように湘南新宿ラインの喫緊の停車実現は見送られることとなった。
まず、営業面であるが、前述のように赤羽駅と川口駅は営業キロで2.6キロしか離れておらず、現行の唯一の路線である京浜東北線を用いても平均4分で赤羽駅に到着することができる。しかしながら高崎線の停車駅は大宮駅さいたま新都心駅と連続しており、その間は川口駅赤羽駅間の半分の距離しかない。赤羽駅の停車を存続したまま川口駅へも停車することを考えた場合、列車の到着時間が伸びてしまいこの2駅を通過するだけの利用客に対しての利便性が低下する。とはいえ川口駅以北駅の1路線当たりの利用者が川口駅の半分未満でありながら停車しているということと川口駅周辺の商業規模を踏まえれば、川口駅以北駅の利便性を根拠に反論するということは、川口駅以北の停車駅を廃止にすれば、利便性は変わらないという主張に負け説得力に乏しい。しかしJR東日本では「大宮駅以南の停車駅が多くなることや隣の赤羽駅に停車していることなどから、中距離電車としての速達性を考慮すると川口駅に停車させることは困難」としている旨が2009年10月5日の県議会にて述べられている[4]。このため、川口駅への湘南新宿ラインの停車が難しい理由は営業上の都合が大きいことがわかる。
一方、技術面であるが、川口市は新たにホームを設置するために必要とされる土地はすでに西口のリリア付近に市有地として確保している。そのため新たにホームを設置するための用地買収をJR東日本が新たに行う必要はなく、湘南新宿ラインの下り線線路を西へ移設する工事も技術的には容易であろう。実際2009年10月5日の埼玉県議会にて、JR東日本では「詳細な設計をしないと明確には言えないものの、地形上、構造上の問題も含め技術的には可能」としている旨が述べられている[4]。
こうして、技術面での障害が少ないことに基づき、湘南新宿ラインの停車は見送られたものの、上野東京ラインの非常時対応名目でのホーム増設の方は事業化されることになった。
脚注[編集]
- 注
- ↑ 大崎駅 - 池袋駅間では埼京線電車や成田エクスプレスが同じ線路を運行している。
- ↑ 東海道線 (JR東日本)の増便分扱いとされるため。このため、戸塚駅で川崎方面との列車の接続は無い。
- 出典
- ↑ 路線ネットワークJR東日本
- ↑ 東日本旅客鉄道1日あたり平均乗車人員
- ↑ 自由民主党川口市議会議員団 JR川口駅に湘南新宿ラインの停車を求める要望書(PDF)
- ↑ a b 埼玉県議会会議録 平成21年9月定例会-10月05日-05号 埼玉県議会議員茅野和廣の質問に対する埼玉県企画財政部長 池田達雄の答弁。埼玉県議会公式サイトの会議録検索システムから参照。
外部リンク[編集]
東日本旅客鉄道首都圏本部 (2026年7月廃止) |
東日本旅客鉄道横浜支社 (2026年7月廃止) |
東日本旅客鉄道大宮支社 (2026年7月廃止) |
東日本旅客鉄道高崎支社 (2026年7月廃止) |