廃帝鬱林王(はいていうつりんおう)とは、南朝斉の3代目皇帝。姓は蕭(しょう)、諱は昭業(しょうぎょう)。
473年に生まれる。493年に皇太子蕭長懋(父)と武帝(祖父)が相次いで死去し、皇太孫の昭業が皇帝となった。彼は端麗な容姿だったが政治の才は乏しく、贅沢を繰り返して国庫を貧窮させた。494年9月7日、見かねた親族の蕭鸞の手で後宮で妾と戯れていたところを襲われ殺害された。享年21。死後皇帝の資格無しとして廟号諡号は送られず、鬱林王の地位に落とされた。弟の蕭昭文が帝位を継いだ。