穆宗隆慶帝(ぼくそうりゅうけいてい)とは、明の13代目皇帝である。姓は朱(しゅ)、諱は載坖(さいき)。
1537年3月4日に嘉靖帝の三男として生まれる。1567年に父帝が中毒死したことで皇帝に即位。モンゴルのタタールと和平を結んで北辺を安定させ、海禁政策を緩めることで倭寇を弱体化させることにも成功した。しかし実際にはこれらは宰相らの功績で、隆慶帝自身は父や先々帝と同様に酒色に溺れ、1572年7月5日に崩御した。享年35。三男が万暦帝として後を継いだ。