廃帝(はいてい)とは、陳の3代目皇帝。姓は陳(ちん)、諱は伯宗(はくそう)。
554年6月20日、陳蒨(後の文帝)の長男として生まれる。566年5月に父が崩御し皇帝に立てられるが僅か13歳だったため実権を掌握できず、補佐役の叔父陳頊が政治を取り仕切っていた。568年12月27日、とうとう陳頊によって廃位され、臨海王の身分に落とされた。新たに宣帝となった陳頊は570年4月22日、伯宗を殺害した。享年15。