武帝(ぶてい)とは、南朝斉の2代目皇帝。姓は蕭(しょう)、諱は賾(さく)。
440年に後の斉初代皇帝・蕭道成の長男として誕生。482年4月に父が崩御したことで帝位を継いだ。即位中は大規模な検地の実施により財政の健全化に努め、北魏と平和を保ち江南の産業発展に力を注いだ。493年8月27日に崩御。享年54。長男の皇太子が早逝していたため、孫の蕭昭業が後を継いだ。武帝の治世下の10年間は南朝斉を通して最も安定した時代だった。