安帝(あんてい)とは、東晋の10代目皇帝。姓は司馬(しば)、諱は徳宗(とくそう)。
382年、孝武帝の長男として生まれる。重度の知的障害により言葉を話すこともできず、396年11月の即位後は叔父の司馬道子らが専横を振るった。402年、桓温の息子の桓玄が反乱を起こし司馬道子を殺害。勢いそのまま安帝に禅譲を強要させ、楚の皇帝を名乗った。桓玄は404年に劉裕将軍らの手で倒されるが、今度は彼が朝廷内での勢力を拡大。419年1月28日、劉裕の放った刺客によって宮中で暗殺された。享年37。弟の司馬徳文が帝位を継いだ。
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