廃帝海陵王(はいていかいりょうおう)とは、南朝斉の4代目高帝。姓は蕭(しょう)、諱は昭文(しょうぶん)。
480年に生まれる。祖父は後に武帝となる蕭賾、父は蕭長懋。494年9月10日に兄の蕭昭業が廃位されたことで担ぎ出され、帝位に就いた。しかし、実態は親族の蕭鸞が握っており、蕭昭文は食事の献立すら蕭鸞の許可無しに立てれなかったという。同年11月23日、蕭昭文は彼の影響力を削ごうとしたが、これを察知した蕭鸞が派遣した医師に暗殺された。享年18。蕭鸞が即位して明帝となり、武帝の子孫は悉く殺害された。
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