洪熙帝

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仁宗洪熙帝(じんそうこうきてい)とは、の4代目皇帝である。姓は(しゅ)、諱は高熾(こうし)。

1378年8月16日に生まれる。父は永楽帝。病弱で極度の肥満体質であり、即位時は歩くことも困難だったという。永楽帝は一度高熾の廃太子も考えたが、彼とその息子の聡明さを考慮して最終的には実行しなかった。1424年に父がモンゴル遠征中に倒れたため、9月7日に長男であった高熾が4代目皇帝に即位した。当時、永楽帝時代の外征により国庫が逼迫していたため、過剰な膨張政策を改めることを決定した。また靖難の役で建文帝に与したことで罪人とされていた人々を恩赦するなど、恐怖政治を緩和した。1425年5月29日、即位から一年も経たずに崩御した。享年46。長男が宣徳帝として後を継いだ。