2010年
2010年(にせんじゅうねん)は、2000年代の10年目のことであり、日本の元号では平成22年にあたる。日本の天皇は上皇明仁である。
日本の出来事[編集]
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1月[編集]
2月[編集]
3月[編集]
- 3月13日 - この日を以って東京 - 金沢間の寝台特急「北陸」、急行「能登」の定期運行終了。
- 3月31日 - ソフトバンクモバイル(現・SoftBank)が2G電話サービスを終了。「デシタルホン」、「デシタルツーカー」時代に契約の機種が使えなくなる。
4月[編集]
- 4月20日 - 宮崎県で家畜伝染病である口蹄疫(こうていえき)が10年ぶりに発生、この日に感染牛が確認されてから終結宣言が出される8月27日までの約4か月間で牛豚約29万頭が殺処分された。
詳細は「2010年日本における口蹄疫の流行」を参照
5月[編集]
6月[編集]
- 6月2日 - 鳩山由紀夫が首相を退任、代わって菅直人が第94代、61人目の首相に就任した。
- 6月13日 - 小惑星探査機のはやぶさが7年ぶりに帰還した。なお政府および国内マスコミは当初総じて関心を示さず完全にそっぽを向いて無視していた。
ていうか全世界の宇宙関連機関や政府組織から一斉に祝福されて初めてコトの重大性を認識したとも。
7月[編集]
- 7月4日 - 親方、現役力士などの多くの相撲関係者が暴力団が関与する野球賭博を行っていた事実が発覚、最終的に特に悪質と判断された大関の琴光喜と大嶽親方が日本相撲協会より解雇通告、関与していた力士らが謹慎休場などその後の本場所開催に大きな影響が出た。
詳細は「大相撲野球賭博問題」を参照
- 7月24日 - 石川県珠洲市で全国に先がけ、この日の正午をもって市内のアナログテレビ放送中継局の停波を実施。地上波デジタルテレビ放送移行の実証活動を行う。
8月[編集]
- 8月21日 - 全国高等学校野球選手権大会で沖縄代表の興南が決勝戦に勝利。深紅の優勝旗が初の南西諸島到達を果たした。
9月[編集]
- 9月7日 - 沖縄県・尖閣諸島沖の日本領海内で中国漁船が海上保安庁巡視船に故意に衝突攻撃を仕掛け、これを受けて石垣海上保安部は同船船長を公務執行妨害罪容疑で逮捕した。これが後に国家間での報復や衝突映像流出などの大きな政治問題に発展した。
詳細は「尖閣諸島中国漁船衝突映像流出事件」を参照
- 9月21日 - 障害者郵便制度悪用事件の担当主任、大阪地方検察庁特別捜査部所属の検事が証拠物件だったフロッピーディスクに収められていたデータ内容を改ざんしたとして、この検事を含む上司、部下らが証拠隠滅罪および犯人隠避罪容疑で逮捕された。
10月[編集]
11月[編集]
12月[編集]
JRAのメディア戦略見直し[編集]
民主党政権の発足、景気低迷の影響による馬券売り上げ減少の継続もあり、日本中央競馬会(JRA)はこの年からメディア戦略の大幅な見直しに迫られた。
テレビ中継[編集]
フジネットワークでは、東北地方や西日本の一部を除き毎週日曜にJRAのレース中継番組を放送しているが、東西両方で番組が刷新された。
- フジテレビジョンを中心とする東日本と沖縄県では、『みんなのケイバ』から『みんなのKEIBA』にリニューアルし、出演者を入れ替え。後任に優木まおみと、2年ぶりの競馬中継復帰となる福原直英アナウンサーを起用した。
- 関西テレビ放送を中心とする西日本では、18年3か月続けられてきた『DREAM競馬』を終了し『競馬beat』をスタートさせた。司会は3年ぶりに男女ペア制に戻ったほか、杉本清の高齢化を受け跡を継いで活躍していたアナウンサーの馬場鉄志がこの年の秋に定年を迎えたこともあり、GIレースの中継担当者についても入れ替えが行われた。
フジネットワークの場合は多少放送局主導の面もあったが、9月13日にJRAから、全国独立UHF放送協議会加盟局(独立U局)制作の競馬中継が全て打ち切られ、2011年は日本BS放送(BS11デジタル)に移行することが発表された。[1]そしてこれに伴う詳細については12月に相次いで決定された。[2]
- 独立U局(一部を除く)はBS11の中継の14時台を『JRA競馬中継』として放送する[3]。
- テレビ開局以来の番組が打ち切られることになった京都放送は、歴史的経緯からテレビ大阪が配慮して競馬中継を放送していなかったことを踏まえ、テレビ東京『ウイニング競馬』に相当する番組として新たに『うまDOKI』を編成[4]。
なお前年、テレビ完全デジタル化後に予定されているBSデジタル放送の新規放送局参入にあたり、JRAの外郭団体が運営するグリーンチャンネルが1局分(BS-19ch48スロットのうち3分の1にあたる16スロット)を獲得している。
キャンペーン[編集]
一方で、これまで2年単位で変更としてきたJRAの年間キャンペーンについては、“CLUB KEIBA”が汎用性のあるものだったこともあり、初めて3年目に突入した[5]。クラブメンバー(佐藤浩市、大泉洋、小池徹平、蒼井優)も全員続投、これに加え光浦靖子、フジテレビの競馬番組にも関係したAKB48一部メンバー、マツコ・デラックスなど、多彩な顔ぶれとなった。
2010年のJRAブランド広告のキャッチコピーは「想いを乗せて、吹く風がある。」、CMソングはラムジの『ユメオイビト』[6]。
世界の出来事[編集]
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1月[編集]
2月[編集]
3月[編集]
4月[編集]
5月[編集]
6月[編集]
7月[編集]
8月[編集]
9月[編集]
10月[編集]
11月[編集]
12月[編集]
フィクションのできごと[編集]
映画[編集]
- 7月 ー 警視庁庁舎内で元警視庁職員・八重樫哲也による警視総監以下幹部12人を人質とした人質篭城事件が発生。数日後、警察庁長官官房室長・小野田公顕が警視庁生活安全部長・三宅貞夫により刺殺される。(『相棒 -劇場版II- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜』)
- 木星の衛星エウロパで、葉緑素が発見される。(『2010年』)
- クリスタルレイク研究所でジェイソンがコールドスリープされる。(『ジェイソンX 13日の金曜日』)
- クローン人間製作が、公式に禁止される。(『シックス・デイ』)
- アメリカで大地震が発生し、ロサンゼルスなどの都市が壊滅状態になる。また、9月にアメリカ最後の殺人事件が発生する。(『デモリションマン』)
- デトロイトを支配する超巨大企業・オムニ社が警察官サイボーグ「ロボコップ」の開発に成功。(『ロボコップ』)
ドラマ[編集]
- ワームホールを通過し、砂漠の惑星サン・ヘリオスから宇宙生物が地球へ侵入する。(『ドクター・フー』)
- 6代目マスターが復活、死の門をくぐってタイムロードとギャリフレイも復活し地球存亡の危機。(『ドクター・フー』)
- 11代目ドクターがクレイグと出会う。彼の家の2階にエイリアンが潜伏していることを突き止める。(『ドクター・フー』)
- エイミー・ポンドがローリー・ウィリアムズと結婚する。また、リバー・ソングがエイミー宅の本からパンドリカとローマ兵の正体に気づく。(『ドクター・フー』)
- ウイルスの蔓延を食い止めるために米軍が「コバルト作戦」を実施。ロサンゼルスやアトランタなどの主要都市がナパームによって空爆される。(ウォーキング・デッド: ザ・ワンズ・フー・リブ)
アニメ[編集]
- 7月30日 - 7月31日 - 世界中で利用されているネットシステム「OZ」が、外部からの侵入により乗っ取られ、世界危機へと発展する。(『サマーウォーズ』)
- 7月 - 宇宙探査機「あらわし」が小惑星マトガワから地球へと帰還する。(『サマーウォーズ』)
- 11月22日 - 日本各地に10発のミサイルが落とされる。(『東のエデン』)[7]
- 日本がブリタニア帝国に宣戦布告され敗戦、国名を奪われエリア11「イレブン」と改めさせられる。ただし、作中で使われている紀年法は「西暦」ではなく「皇暦」である。(『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』)
- 赤木ナオコ博士、一人目の綾波レイを絞殺後に投身自殺。同年、特務機関NERV発足。(『新世紀エヴァンゲリオン』)
- 悪のエネルギー生命体「ドライアス」が地球に飛来。(『太陽の勇者ファイバード』)
- クインテッサ星人のトランスフォーマー絶滅計画が始動する。(『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』)
- オルグ・ボドルザー基幹艦隊、地球周回軌道上にフォールドアウト。大規模爆撃が開始される。(『超時空要塞マクロス』)
漫画[編集]
- 1月1日 - つづれ屋21エモンが誕生する。(『21エモン』)
- ゴルゴニア連邦のヒトーリン首相、パプロス博士に幽霊製造機の製作を命令する。パプロスのペンシル大学時代の親友・お茶の水博士がゴルゴニアへ拉致される。(『鉄腕アトム』「幽霊製造機の巻」)
- 秘密結社「ブラック・ルックス団」によるロボット攻撃が世界各国で勃発、アトムは両親やヒゲオヤジと共に南極や南アフリカ共和国へ赴く。(『鉄腕アトム』「ブラック・ルックスの巻」)
小説[編集]
- 2001年に消息を絶ったアメリカの宇宙船「ディスカバリー号」およびディスカバリー号が遭遇したモノリス「TMA・2」を調査するために、各国の乗員を乗せたソ連の宇宙船「コスモナウト・アレクセイ・レオーノフ号」が木星系へと向かう。(『2010年宇宙の旅』、映画『2010年』)[8]
- レオーノフ号に先行してディスカバリー号を目指す中国の宇宙船「チェン号」が、木星の衛星エウロパで推進剤とする水を補給中に、エウロパの海に棲息する生物と接触。生物の巨体にのしかかられたチェン号は破壊され、中国隊は全滅する。(『2010年宇宙の旅』)[9]
- 木星がモノリスの手により太陽化し、「ルシファー」と呼ばれるようになる。(『2010年宇宙の旅』、映画『2010年』)[10]
- カーティス・ニュートンが「キャプテン・フューチャー」として、太陽系の犯罪撲滅のための活動を開始する。(『キャプテン・フューチャー』)[11]
ゲーム[編集]
- 12月24日 - 富坂市水害被害が発生。(『絶体絶命都市2』)
- 環太平洋戦争勃発。(『エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー』)
- シナリオモードで、2010年にボストンの原子力発電所がメルトダウンし、放射能汚染された街を5年で復興させるというものがある。(『シムシティ』)
- 瀬戸内海に面する温泉街である図南市がインフレと源泉の枯渇などが原因で財政破綻。民営都市として再建が始まる。(『プリズム◇リコレクション!』)
- ラグランジュ・ポイント5でオニール型スペースコロニー「BEYOND COAST」(ビヨンド・コースト)が完成。人類の移住開始。(『ポリスノーツ』)
テレビ番組[編集]
- 英CBBテレビで放送されていた『Mysterious Japan of Heisei Era』の日本語版製作が、監修のジョージ・ポットマンに打診される(『ジョージ・ポットマンの平成史』)[12]。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ↑ “「BS11デジタル」で競馬中継を開始” (プレスリリース), JRA, (2010年9月13日) 2010年12月9日閲覧。
- ↑ “2011年スタート!「BSイレブン競馬中継」の番組内容が決定” (プレスリリース), JRA, (2010年12月6日) 2010年12月9日閲覧。
- ↑ JRAホームページ|2011年のテレビ中継・ラジオ中継・テレビ成績ダイジェスト
- ↑ “KBS京都制作 テレビ競馬中継 新番組「うまDOKI」スタート” (プレスリリース), JRA, (2010年12月8日) 2010年12月9日閲覧。
- ↑ JRA年間プロモーション ~2010年も「CLUB KEIBA」!~ - JRA公式サイト 2009年12月7日
- ↑ 2010年度JRAブランド広告 ~「想いを乗せて、吹く風がある。」~ - JRA公式サイト 2009年12月7日
- ↑ ホビー編集部編 『東のエデン 完全設定資料集』 エンターブレイン、2010年、3頁。ISBN 978-4-04-726450-2。
- ↑ アーサー・C・クラーク 『2010年宇宙の旅』 早川書房、1994年、19,40-43,49-51,56-71,176,197。ISBN 978-4-15-011052-9。
- ↑ アーサー・C・クラーク 『2010年宇宙の旅』 早川書房、1994年、19,77,82-114,123,124。ISBN 978-4-15-011052-9。
- ↑ アーサー・C・クラーク 『2010年宇宙の旅』 早川書房、1994年、19,176,346-354,366-370,387-394,402。ISBN 978-4-15-011052-9。
- ↑ エドモンド・ハミルトン 『キャプテン・フューチャー全集1 恐怖の宇宙帝王/暗黒星大接近!』 東京創元社、2004年、29-43頁。ISBN 978-4-488-63711-8。
- ↑ 著:ジョージ・ポットマン、日本語版著者:高橋弘樹・伊藤正宏『ジョージ・ポットマンの平成史』 大和書房、2012年、282頁。ISBN 978-4-479-39225-5。
外部リンク[編集]
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