2020年代
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テンプレート:前後年代 2020年代(にせんにじゅうねんだい)は、西暦(グレゴリオ暦)2020年から2029年までの10年間を指す十年紀である。この項目では、国際的な視点に基づいた2020年代について記載。
フィクションのできごと[編集]
- 2020年頃 - 世界各地で半導体を分解する生態を持つ微生物「シリコンカビ」が大量発生。これによってコンピュータに依存するインフラが麻痺し、多くの国家の機能が失われる。その後、シリコンカビの影響が軽微だったアジアの大国が欧州へ侵攻し、第三次世界大戦が勃発する(ゲーム『重鉄騎』)[1]。
- 前半 - 1月29日、NASAの有人火星探査船「スキアパレッリ2号」の着陸機によって4名のクルーが初の火星着陸を達成。その7分後に着陸機と軌道上の母船の双方が奇妙な物体「テセラック」の攻撃を受け、通信が途絶する。(漫画『度胸星』)[2][3]
- 中頃 - 米国知能電子工学委員会(USIB)によって機械戦略家として製造された光思考装置「GOLEM XIV」が、米国の世界的地位や軍事的ドクトリンの優勢について全面的な無関心を通告する声明を提出。調査委員会の審理により、この「反乱」は人工知能が進化の結果「思想家」と化したものと判断され、GOLEM XIVは外部世界から自己を遮断した同種の人工知能「HONEST ANNIE」とともにマサチューセッツ工科大学に無期限貸与されることになる。(小説『GOLEM XIV』)[4]
- 時期不明
- 彗星クルスチョフ7でフォン・ノイマン型工場を運営していたカリフォルニアイセエビのアップロード群が、太陽系外の異種知性によるものと見られる2種類の信号を受信する。強い第1の信号は太陽系から100光年以上彼方のプロキシマ・ケンタウリ方面から、微弱な第2の信号は3光年先に存在する褐色矮星ヒュンダイ+4904/-56から放たれたもの。(小説『アッチェレランド』)[5]
- 国際連合安全保障理事会航空宇宙軍小委員会の下に航空宇宙軍が創設される。(小説『航空宇宙軍史』)[6][7]
- 東ヨーロッパの某地方にて中世から続く王族を大公としてロスアニア公国が独立し、世界中からIT企業やバイオベンチャーを誘致した結果、小国ながらバイオテクノロジーの発展で知られるようになる。(漫画『終末のハーレム』)[8]
脚注[編集]
注釈
出典
- ↑ STORY - 『重鉄騎』公式サイト(R-18)。2018年2月3日閲覧。
- ↑ 山田芳裕 『度胸星 01』 小学館、2009年、3-27,60-62,83-88,172-188,208,209。ISBN 978-4-09-193704-9。
- ↑ 山田芳裕 『度胸星 03』 小学館、2010年、150頁。ISBN 978-4-09-193706-3。
- ↑ スタニスワフ・レム 『虚数』 国書刊行会、1998年、139,144-149。ISBN 978-4-336-03593-6。
- ↑ チャールズ・ストロス 『アッチェレランド』 早川書房、2009年、35-42,99,100,136-139,194,204,205。ISBN 978-4-15-209003-4。
- ↑ 谷甲州 『航空宇宙軍史 終わりなき索敵〔下〕』 早川書房、1996年、345頁。ISBN 978-4-15-030570-3。
- ↑ 谷甲州 『航空宇宙軍史 仮装巡洋艦バシリスク』 早川書房、1985年、12,13。ISBN 978-4-15-030200-9。
- ↑ 原作:LINK、漫画:宵野コタロー 『終末のハーレム 10』 集英社、2020年、61頁。ISBN 978-4-08-882188-7。