JR西日本283系電車
283系電車(283けいでんしゃ)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)が運用している直流特急型電車である。
概要[編集]
特急「くろしお」のサービス向上を目指し、1996年(平成8年)に6両編成2本と3両編成2本の計18両が製造された。愛称は「Ocean Arrow(オーシャンアロー)」であり、パノラマグリーン車のクロ283形及びクロ282形の前面はイルカをイメージした流線形のデザインとなっている。車体色は南紀の海岸を想起させるオーシャングリーン(水色)と白(ビーチホワイト)の組み合わせを採用し、裾には金色(サンシャインゴールド)の帯を巻いている。床下には振り子式車体傾斜装置を搭載したほか、伯備線特急「やくも」への転用も考慮して耐寒耐雪設備も積んでいる[1]。制御装置は223系と同じ三菱製のIGBT-VVVFである。
座席モケットは普通車の偶数号車が青色で、奇数号車が紫色である。グリーン車は2列+1列の3列配置で、一番運転席側の席は前面展望を眺めることが可能なパノラマシートとなっている。基本編成の3号車には展望ラウンジを備える。なお、パノラマグリーン車は基本編成(ヒネHB601編成・ヒネHB602編成)の新宮寄り先頭車と付属編成のうち1本(ヒネHB631編成)の新大阪寄り先頭車で、それ以外の先頭車は平面の貫通型となっている。
運用[編集]
1996年7月末より「スーパーくろしお (オーシャンアロー)」として営業運転を開始。翌1997年(平成9年)からは列車名が「オーシャンアロー」に改められた。2012年(平成24年)3月のダイヤ改正で「オーシャンアロー」が廃止され、283系の便も287系の便同様にノーマルの「くろしお」として運転されるようになった。
2026年現在、「くろしお」のうち4往復が283系で運転されている。通常は基本編成1本または付属編成を2本繋げた6両で運用に就くが、繁忙期には基本編成と付属編成を連結した9両での運行もある[2]。
今後[編集]
2018年(平成30年)5月、JR西日本の資材調達計画書の更新で283系・281系・681系の置き換え計画が判明したものの、コロナ禍を挟んだ2021年(令和3年)の更新でこの記述が削除された。8年以上が経過した現在においても283系の今後に関する情報は一切出ておらず、当面の間は続投が見込まれる。