JR西日本87系気動車
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JR西日本87系気動車は、西日本旅客鉄道が運行する豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」専用に開発されたハイブリッド気動車。2017年6月17日に営業運転を開始し、「美しい日本をホテルが走る」をコンセプトに、京阪神地区から山陰・山陽地方を周遊するクルーズトレインとして運行されている。
開発背景[編集]
この車両は、かつて運行されていた寝台特急「トワイライトエクスプレス」の伝統を受け継ぎつつ、よりラグジュアリーで観光志向の強い列車として企画された。「美しい日本をホテルが走る」というコンセプトのもと、移動そのものを旅の目的とする新しいスタイルを提案している。
編成構成[編集]
87系は10両編成で構成されており、両端の展望車を含む客室車、ラウンジカー、ダイニングカーなどが連結されている。最上級客室「ザ・スイート」は専用のバトラーサービス付きで、車内は高級ホテル並みの設備が整っている。
技術仕様[編集]
シリーズハイブリッド方式となっており、発電用エンジンのほかに蓄電池が設置されている。乗り心地を向上させるために動揺防止装置やアクティブサスペンションが採用されている。安全性にも配慮されており、衝突対策や耐火構造などが施されている。
車内設備[編集]
車内は木材や和紙など日本の伝統素材を用いた内装が特徴で、和洋折衷の美しいデザインが施されている。ダイニングカーでは一流シェフによる地元食材を活かした料理が提供され、ラウンジカーでは車窓を眺めながらくつろぐことができる。
形式[編集]
- キイテ87
- 展望車で、1と2が近畿車輛で製造。
- キサイネ86
- 寝台車。1、101、201、301、401が川崎重工業で、501が近畿車輛で製造。
- キシ86
- 食堂車。1が近畿車輛で製造。
- キラ86
- ラウンジカー。慣例では旅客設備を持つ車両と同じ記号(本形式なら「イ」)を用いることが多かったものの、新たに「ラ」を使用してラウンジカーを表した。「ラ」の文字は貨車以外では初登場となっている。1が近畿車輛で製造。
評価と受賞歴[編集]
87系気動車はそのデザイン性と快適性が高く評価され、2017年度のグッドデザイン賞ベスト100に選出された。また、国内外の鉄道ファンや旅行者からも高い支持を得ている。