1969年
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1969年(せんきゅうひゃくろくじゅうきゅう(く)ねん)は、1900年代の69年目のことであり、日本の元号では昭和44年である。日本の天皇は昭和天皇であり、首相は佐藤栄作である。
出来事[編集]
3月[編集]
- 3月1日 - NHKが実験放送だったFM放送を全国(沖縄以外)一斉に本放送に切り替える。
- 3月10日 - 大相撲春場所。ここまで45連勝中だった横綱大鵬対戸田(のち羽黒岩)戦で物言いの結果敗れる。しかし、同日のNHKのニュースでは大鵬の体が残っており、また、翌日の新聞では対戦相手の戸田が先に土俵を割っている場面が写真に掲載され「世紀の大誤審」と騒がれた。翌場所からビデオ判定が採用された。
- 3月15日 - NHK佐賀放送局が国内で初のUHF親局の県域総合テレビ放送を開始する。
5月[編集]
- 5月3日 - 岸信介を会長とした自主憲法制定会議が結成される。
- 5月9日 - 日本国有鉄道運賃改定。等級制度廃止。グリーン車登場。
- 5月 - 大相撲夏場所で前場所の「世紀の大誤審」の教訓から、スポーツ界でいち早くビデオ判定を導入。ここでも戸田が柏戸にビデオ判定の末、金星を得た。
- 5月27日 - 石田禮助国鉄総裁(5代)が辞任。副総裁磯崎叡が後任総裁に就く。
6月[編集]
7月[編集]
8月[編集]
- 8月18日 - 第51回全国高等学校野球選手権大会決勝で、太田幸司擁する青森県立三沢高等学校と井上明擁する愛媛県立松山商業高等学校が投げ合い、延長18回で0対0で引き分け。翌日再試合で松山商が勝ち、三沢は東北勢初の深紅の優勝旗を逃す。
11月[編集]
12月[編集]
フィクションのできごと[編集]
- 2月9日 - 庄司薫の小説『赤頭巾ちゃん気をつけて』に描かれた日曜日。
- 3月 - 8月 - 流出した宇宙由来の細菌兵器「MM-88」による「チベットかぜ」の世界的大流行によって、各国の南極基地の観測隊員や原子力潜水艦の乗組員計1万人を除く全人類が死亡する。(小説『復活の日』)[1]
- 6月1日 - 各国の宇宙ロケット船が一斉に月世界探検に出発。八丈島から飛びたった日本の「みずほ号」は隕石群内で火星人の円盤に接触され、「他の探検隊をよびもどさないと全滅する」旨の警告を受ける。直後、他の地球船隊がフォボス星のロケットの襲撃を受ける。(絵物語『二十一世紀人』)[2]
- 6月26日 - ソ連の月着陸船がアメリカのアポロ11号に先駆けて月に着陸し、アレクセイ・レオノフが月面を歩いた最初の人間となる。(ドラマ『フォー・オール・マンカインド』)
- 7月16日 - アイスマンから得た技術を用いたセクター7の宇宙船「ゴースト1号」が北極海の孤島に存在するアルファ基地から打ち上げられるが、推進システムの性能が予想を越えていたため太陽系を飛び出してしまう。(小説『トランスフォーマー ゴースト・オブ・イエスタデイ』)[3]
- 7月20日 - アポロ11号の宇宙飛行士が、1961年に月の裏側に不時着した機械生物の巨大宇宙船を極秘裏に調査する。(映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』)[4]
- 7月20日? - 木江田博士一行とマージョ一味、月にある「テクタイト」を「ダイナモンド」と狙い、月へ来るが、そこで月星人と出会う。(アニメ『タイムボカン』)
- 7月20日? - オジャママン一味、トンマノマントの「初の月面征服者はオジャママン」という指令を実行しようと月へ来るが、オタスケマンに阻止される。(アニメ『タイムパトロール隊オタスケマン』)
- 7月21日 - アポロ11号の宇宙飛行士が、静かの海に立てられたハーケンクロイツ旗を発見する。(漫画『ムダヅモ無き改革』)[5]
- 9月 - ソ連宇宙飛行士のアナスタシア・ベリコヴァが月に着陸し、月面を歩いた最初の女性となる。(ドラマ『フォー・オール・マンカインド』)
- 11月29日 - 初の惑星間飛行を目論むフレデリック・ロビンスとジャルマール・スウェインが、自身らが建造したロケット「スペース・ブレーザー号」でアディロンダック高地から離陸しようとするが、使用されたウェルストン型サイクロトロンの爆発が発生。爆発によって船体は即死した2人ごと宇宙へ投げ出され、小惑星エロスの衛星となる。(小説『キャプテン・フューチャー』)[6]
- ネスティーン意識体がマネキンを操り地球侵略を開始する。(ドラマ『ドクター・フー』)
- 2008年の女性サリー・スパロー宛に10代目ドクターがメッセージを書く。(ドラマ『ドクター・フー』)
- 11代目ドクター、アポロ計画の映像を利用しサイレンスによる人類支配を覆す。(ドラマ『ドクター・フー』)
脚注[編集]
- ↑ 小松左京 『復活の日』 角川春樹事務所、1998年、37-43,62-330。ISBN 978-4-89456-373-5。
- ↑ 小松崎茂 『空想科学冒険絵巻 小松崎茂絵物語5 二十一世紀人』 復刊ドットコム、2014年、17-35頁。ISBN 978-4-8354-5021-6。
- ↑ アラン・ディーン・フォスター 『トランスフォーマー ゴースト・オブ・イエスタデイ』 早川書房、2007年、8-34,47-52。ISBN 978-4-15-011621-7。
- ↑ ピーター・デイヴィッド 『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』 早川書房、2011年、12-44頁。ISBN 978-4-15-011815-0。
- ↑ 大和田秀樹 『ムダヅモ無き改革2』 竹書房、2009年、115-119頁。ISBN 978-4-8124-7140-1。
- ↑ エドモンド・ハミルトン 『キャプテン・フューチャー全集5 輝く星々のかなたへ!/月世界の無法者』 東京創元社、2005年、441-443頁。ISBN 978-4-488-63715-6。