1945年
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1945年(せんきゅうひゃくよんじゅうごねん)は、1900年代の45年目のことである。日本の元号では昭和20年である。日本の天皇は昭和天皇である。終戦の年。
日本の出来事[編集]
1月[編集]
- 1月9日 - アメリカ軍がルソン島に上陸。
- 1月13日 - 東海地方で大地震が起こる。
- 1月18日 - 最高戦争指導会議が開かれ、本土決戦即応態勢確立と全軍特攻化の戦争指導大綱が決定される。
- 1月20日 - 大本営で帝国陸海軍作戦計画大綱が決定され、本土での作戦が計画される。
- 1月30日 - 軍需省が企業整備80パーセントを完了と発表する。
2月[編集]
- 2月3日 - アメリカ軍がマニラ侵攻を開始する。
- 2月10日 - 小磯國昭内閣が改造される。
- 2月11日 - 大本営が帝国陸海軍作戦計画大綱を策定。南千島・小笠原諸島・南西諸島・台湾・上海の防衛を強化することを決定。
- 2月14日 - 近衛文麿が敗戦必至、共産主義革命の脅威を唱えた近衛上奏文を上奏する。
- 2月16日 - 関東各地にアメリカ機動部隊延1000機が来襲する。
- 2月19日 - アメリカ軍が硫黄島に上陸し、硫黄島の戦いが始まる。
3月[編集]
- 3月2日 - 日本全国で幽霊人口が100万人になると発表される。
- 3月3日
- 3月10日 - 東京大空襲により、東京はほぼ壊滅する。
- 3月11日-大阪大空襲
- 3月13日 - 地方紙の1県1紙制が決定される。
- 3月17日 - 硫黄島の日本軍が全滅する。
- 3月18日 - 学校の授業の1年間停止が決定され、防衛生産への動員に回される。
- 3月23日 - 国民義勇隊が発足する。
- 3月26日 - 栗林忠道硫黄島守備隊長、玉砕突撃。
- 3月30日 - 大日本政治会が結成され、南次郎が総裁に就任する。
4月[編集]
- 4月1日 - アメリカ軍による沖縄上陸が始まる(沖縄戦の開始)。中島飛行機工場が国営に指定され、第一軍需工蔽とする。
- 4月5日 - ソ連が日ソ中立条約の不延長を日本政府に通告する。小磯國昭内閣が総辞職する。
- 4月7日
- 4月13日 - 国民義勇隊の編成が決定され、これにより大政翼賛会や大日本青少年団などが解散される。
5月[編集]
- 5月1日 - 大本営に海運総監部が設置される。
- 5月1日 - 神戸市で、神戸、湊東、湊、林田の4区を廃止し、生田、長田の2区を新設する行政区再編が行われる。
- 5月3日 - イギリス軍がビルマの首都、ラングーンを占領。
- 5月9日 - ナチス・ドイツの降伏に関わらず、戦争遂行不変とする日本政府が声明を出す。
- 5月19日
- 5月21日 - 勤労2年以上の工員の帰農方針を農商務省が通牒する。
- 5月22日 - 戦時教育令が公布される。
- 5月25日 - 東京大空襲により、宮城をはじめとして都市区の大半が焼失する。
- 5月30日 - 日本軍が沖縄・首里から撤退。
- 5月 - アメリカ軍捕虜を生体解剖したとされる九大生体解剖事件が起こる(日付不明)。
6月[編集]
- 6月6日 - 最高戦争指導会議により、本土決戦断行が決定される。
- 6月7日 - 西田幾多郎が逝去する(76歳)。
- 6月8日 - 御前会議で本土決戦促進を決定。
- 6月9日 - 第87臨時議会が開会する。
- 6月12日 - 第87臨時議会が閉会する。
- 6月13日
- 6月18日 - 最高戦争指導会議構成員会議はソ連を仲介にした和平交渉開始を決定。
- 6月19日
- 6月20日 - 証券取引所が長期清算取引を一時中止する。
- 6月21日 - 沖縄がアメリカ軍によって占領される。
- 6月22日 - 戦時緊急措置法が公布される。
- 6月23日
- 6月26日 - 国民義勇戦闘隊統率令が公布される。
7月[編集]
- 7月10日 - 仙台大空襲
- 7月12日 - 近衛文麿をソ連派遣特使に決定。
- 7月14日 - 根室空襲
- 7月15日 - 根室空襲
- 7月26日 - 連合国は日本に対して無条件降伏を求めるポツダム宣言を発表する。
- 7月28日 - 鈴木貫太郎総理、ポツダム宣言黙殺を発表。
8月[編集]
- 8月6日 - 広島に原子爆弾が投下される。
- 8月8日 - ソ連、対日宣戦布告。
- 8月9日 - 長崎に原子爆弾が投下される。同日、緊急最高戦争指導者会議が開催されているが開催中に長崎に原子爆弾は投下されている。
- 8月9日 - 戸坂潤が獄死する。
- 8月14日 - 御前会議でポツダム宣言受諾を決定。
- 8月15日
- 8月17日 - 皇族の東久邇宮稔彦王を首班とした東久邇宮内閣が成立する。
- 8月30日 - ダグラス・マッカーサー連合国最高司令官が厚木飛行場に到着。
9月[編集]
- 9月2日 - 横須賀沖に停泊する米国艦ミズーリ号艦上にて、重光葵外務大臣・梅津美治郎参謀総長が降伏文書に署名。
- 9月11日 - 東条英機元総理大臣が自殺未遂。
- 9月26日 - 三木清が獄死する。
- 9月27日 - 昭和天皇がアメリカ大使館を訪問し、マッカーサーと会談。
10月[編集]
11月[編集]
12月[編集]
世界の出来事[編集]
1月[編集]
- 1月17日 - ソ連軍がワルシャワを解放。
- 1月20日 - ソ連軍がドイツ領に到達。
- 1月25日 - ソ連軍がアウシュビッツ強制収容所を解放。
2月[編集]
3月[編集]
- 3月22日 - 米英軍がライン川に到達。
4月[編集]
- 4月9日 - イタリア北部で連合軍が攻勢を開始。
- 4月11日 - 米英軍がエルべ川に到達。
- 4月12日 - アメリカ合衆国のフランクリン・ルーズベルト大統領が死去。後任にはハリー・トルーマンが就任。
- 4月25日
- アメリカ軍とソ連軍がエルベ川で合流。
- ソ連軍がベルリンを包囲。
- イタリア北部でパルチザンが蜂起。
- イタリア社会共和国軍が降伏する。
- 4月27日
- オーストリア国鉄(ÖStB)がドイツ帝国鉄道(DR)から分離独立する。
- 4月28日
- ベニート・ムッソリーニイタリア元首相、パルチザンによって処刑される。
- ハイリンヒ・ヒムラードイツ親衛隊長官がアメリカと講話交渉を行っていたことが判明。
- 4月30日 - アドルフ・ヒトラーが自殺。
5月[編集]
6月[編集]
7月[編集]
8月[編集]
9月[編集]
- 9月2日 - 第二次世界大戦が終結。
10月[編集]
11月[編集]
12月[編集]
フィクションのできごと[編集]
- 4月2日 - ナチス・ドイツで「ノルトナハト計画」に従事していたハインツ・ホルスト・フォムマハト教授らが、彼の3人の娘をソ連軍から逃すため、3機のロケットに乗せてパルドゥビツェの前哨基地から宇宙へと打ち上げる。(小説『人類補完機構シリーズ』)[1]
- 4月12日 - ドイツ空軍のMe262が南東ドイツ上空で円盤状の飛行物体「フッケバイン」1機を撃墜。これを受け、オットー・スコルツェニィSS少将の指揮により、田舎街カッツェンボルンの近郊に墜落したフッケバインの調査と回収を目的とした「〈フッケバイン〉作戦」が開始される。(小説『鏖殺の凶鳥』)[注釈 1][2]
- 4月30日 - 「マンハッタンの覚醒」発生。統一帝国銀十字軍の占領下にある合衆国マンハッタン島に「天使」が出現する。天使はマンハッタン島の銀十字軍基地とピッツバーグ要塞を相次いで沈黙させ、5月2日にロッキー山脈麓で銀十字軍の大兵力と激突。この「第二次ロッキー会戦」は5月8日に銀十字軍の全滅によって終わる。天使の初出現。(TRPG『エンゼルギア』)[3]
- 7月 - 「幻獣戦争」勃発。地球の衛星軌道上に突如謎の天体「黒い月」が現れ、それと同時に出現した人類の天敵となる異生物「幻獣」の大群が、ヨーロッパおよび中東より人類への攻撃を開始。これを受けて第二次世界大戦は終結へと向かう。(ゲーム『高機動幻想ガンパレード・マーチ』)[4][5][6]
- 8月9日 - 時間旅行者ユリ・シギアが原子爆弾「ファットマン」を搭載した状態のB-29「ボックス・カー」をハイジャックし、歴史を改変するためにボックス・カーごと未来へタイムトラベルする。(小説『ARIEL』)[7]
- 夏 - 国際的な秘密組織「CANY」が、第二次大戦中に実戦配備に至らなかった各国の試作兵器群を用いて世界の転覆を画策。連合軍司令部は極秘裏に特殊部隊「ストライカーズ」を結成し、これに対抗する。(ゲーム『ストライカーズ1945』)[8]
- ナチス・ドイツの残党が円盤機を用いて南極から月へと逃げのび、後に「月面ナチス」となる。(映画『アイアン・スカイ』)[9]
- 冬 - 世界に再び混沌をもたらそうとする組織「F・G・R」によって、CANYが用いた新型兵器データがアメリカ国防総省から流出。これを受け、新兵器開発実験部隊となっていたストライカーズが再招集される。(ゲーム『ストライカーズ1945II』『ストライカーズ1945 PLUS』)[10][11]
- 第二次世界大戦中から確認されていた「インベーダー」の暗躍が、大戦終結後から活発化。これに対抗すべく国連の元に地球防衛機構イージスが結成される。(ゲーム・アニメ『ゲートキーパーズ』)[12]
- マフィアのボス、ヴィト・コルレオーネが襲撃され重傷を負う。(映画『ゴッドファーザー』)
- ザール星間帝国に滅ぼされたエリオス星の王子ハーリン(後の楯隼人)が、アール博士・ダルタニアスと共にアダルス基地で地球に飛来するが、ハーリンのみ基地から脱出。(アニメ『未来ロボ ダルタニアス』)
- 第二次世界大戦終結後、UFOの飛来回数が急激に増加しだす。(小説『妖精作戦』)[13]
生誕[編集]
1月[編集]
2月[編集]
3月[編集]
4月[編集]
5月[編集]
6月[編集]
7月[編集]
8月[編集]
9月[編集]
10月[編集]
11月[編集]
12月[編集]
死去[編集]
1月[編集]
2月[編集]
3月[編集]
4月[編集]
- 4月7日-伊藤整一、海軍中将
- 4月12日-フランクリン・ルーズベルト、アメリカ大統領
- 4月28日-ベニート・ムッソリーニ、イタリア総統
- 4月30日-アドルフ・ヒトラー、ドイツ総統
5月[編集]
- 5月1日-ヨーゼフ・ゲッペルス、ドイツ宣伝大臣
- 5月20日-閑院宮載仁親王、皇族
6月[編集]
7月[編集]
8月[編集]
9月[編集]
10月[編集]
11月[編集]
12月[編集]
脚注[編集]
- ↑ コードウェイナー・スミス 『人類補完機構全短編 1 スキャナーに生きがいはない』 早川書房、2016年、85-87,95,100,101,109。ISBN 978-4-15-012058-0。
- ↑ 佐藤大輔 『凶鳥〈フッケバイン〉 ヒトラー最終指令』 角川書店、2003年、5,9-12,71-75,82-86,346。ISBN 978-4-04-373201-2。
- ↑ 井上純弌、F.E.A.R. 『エンゼルギア 天使大戦TRPG』 エンターブレイン、2003年、127,128,136。ISBN 978-4-7577-1469-4。
- ↑ 広崎悠意 『高機動幻想ガンパレード・マーチ』 メディアワークス、2001年、21,22。ISBN 978-4-8402-1724-8。
- ↑ 『アルファ・システム サーガ』 樹想社、2004年、111頁。ISBN 978-4-87777-052-5。
- ↑ 芝村裕吏、アルファ・システム 『Aの魔法陣 ルールブック ~ガンパレード・マーチ篇~』 エンターブレイン、2008年、204,205,234。ISBN 978-4-7577-4453-0。
- ↑ 笹本祐一 『ARIEL〔11〕』 朝日ソノラマ、1996年、30-38,86-92。ISBN 978-4-257-76783-1。
- ↑ タイトー、往年のアーケードゲームの名作が帰ってきた! PS2「彩京シューティングコレクションVol.1 STRIKERS 1945 I&II」 - GAME Watch。2004年4月23日、2016年6月4日閲覧。
- ↑ 高橋ヨシキ 『アイアン・スカイ』 竹書房、2012年、45-51頁。ISBN 978-4-8124-9094-5。
- ↑ SuperLite 1500シリーズ ストライカーズ1945II - サクセス公式サイト、2020年12月27日閲覧。
- ↑ ゲーム紹介 - 『ストライカーズ1945 PLUS Portable』公式サイト、2016年2月11日閲覧。
- ↑ ゲーム版『ゲートキーパーズ』第019話より。
- ↑ 笹本祐一 『妖精作戦』 東京創元社、2011年、205頁。ISBN 978-4-488-74101-3。
注釈[編集]
- ↑ 文庫化時に『凶鳥〈フッケバイン〉 ヒトラー最終指令』に改題。