JR東日本E657系電車
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E657系電車(E657けいでんしゃ)とは、東日本旅客鉄道(JR東日本)の交直特急型電車である。
概要[編集]
2011年5月から2012年11月にかけて、JR常磐線の特急「スーパーひたち」「フレッシュひたち」の体質改善を図るべく10両編成×16本が製造された。2014年にはJR上野東京ライン開通に伴う増発のため1本が、常磐線全線運転再開に備えて2019年に2本が追加で落成した。
基本設計はE259系をベースとしているが、交直機器を設置するため車体高が若干低くなっている。グリーン車・普通車ともに4列シートで、全席にコンセントを設置しているほか、Wi-Fiも使用可能である。床下機器はE531系を踏襲しており、日立製の墜落しないIGBT-VVVFを搭載。
改造など[編集]
塗装変更[編集]
水戸支社は2023年の茨城ディスティネーションに合わせ、E657系の一部編成をかつて運行されていたE653系の塗装へ復刻すると発表。K17編成が緑色、K12編成が赤色、K2編成が黄色、K1編成が青色、K3編成が橙色に変更された。E531系の赤電ラッピングと合わせてファンからは「フレッシュムコナ」などと呼ばれている。
夜行特急列車への改造[編集]
2025年(令和7年)6月10日、JR東日本は、E657系1編成を改造した夜行特急列車(寝台列車)を2027年(令和9年)春頃から運行開始すると発表した。首都圏エリアから北東北エアを結び、青・濃紺・白の3色で塗装される。全席がグリーン車指定席の個室で1号車と10号車がプレミアムグリーン、5号車がラウンジとなる予定[1]。
沿革[編集]
- 2011年
- 2012年3月改正:「スーパーひたち」20本と「フレッシュひたち」9本で充当を開始[2]。約4割の列車がE657化される。
- 2013年3月改正:常磐線の定期特急列車が全てE657系に統一される[3]。ただし席上ランプの設置に伴い、同年10月1日から2015年3月13日(改正前日)まで「フレッシュひたち」の1往復に651系が充当されていた。
- 2015年3月改正:常磐線特急全車指定席化に伴い、席上ランプの使用を開始。また、運行体系を再編し、「ひたち」「ときわ」の2本立て体制となる。
- 2020年3月改正:仙台駅への乗り入れを開始する[4]。
出典 [編集]
- ↑ “新たな夜行特急列車を導入します ~運行を通じて地域の皆さまと新たな観光需要を創出します~(PDF)”. 東日本旅客鉄道 (2025年6月10日). 2025年6月10日確認。
- ↑ 2012年3月ダイヤ改正について - JR東日本
- ↑ 2013年3月ダイヤ改正について - JR東日本
- ↑ 2020年3月ダイヤ改正について - JR東日本
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