JR東日本E655系電車
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JR東日本E655系電車は、2007年に登場した特急型車両である。公式の愛称に「なごみ(和)」がある。
概要[編集]
従来のお召し列車専用の車両の(一号編成)老朽化が進行したことから、その置き換え用として、グリーン車5両と特別車両1両が製造された。グリーン車があるのは、特別車1両を外してジョイフルトレインとして運用するためである。
なお、愛称の「なごみ(和)」は、「ご乗車になるすべてのお客様になごんでいただきたい思いを込めて命名した」とされている。
車籍はJR東日本にある。
構造[編集]
外装[編集]
アルミニウム合金製の車体とし、車体色は漆色に金色帯とされた。床下機器はカバーに覆われている。
機器類[編集]
機器類はE653系に準じた交直流変換設備および、サービス電源用のディーゼル発電機を整えていて、直流1500V・交流20000V 50Hz・交流20000V 60Hz、および被けん引による非電化区間に対応する。ただし2024年3月現在、60Hz線区と非電化区間での運用実績はない。
保安装置はATS-PとATS-Psで各社のATSと互換性があるほか運転台も全国JRの運転士[注 1]が運転することを考慮して指針式の計器類や各種表示灯類を備えている。
形式[編集]
- クロE654-101
- 上野駅基準で見て東京方先頭車で床下に発電機を備えている。
- モロE655-101
- モロE654-101
- モロE655-201
- クモロE654-101
- E655-1
- 特別車両であるため、通常の電車のような記号は持たない。E655系以外にも、E257系・E653系・E657系と連結しての走行実績があるが、いずれも試運転のみで、実際にお召し列車として運用されたことはない。なお、後にJR東日本E001形電車が全車記号なしで登場している。
あだ名[編集]
この車両には、信じられないようなあだ名が付いている。その名は、「ゴキブリ」である。黒い車体にヘッドライトの位置からこう呼ばれるようになったと推定される。
関連項目[編集]
注釈[編集]
JR JR東日本の鉄道車両 |