重陽子

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重陽子とは重水素原子核につけられた名前である。記号はdないしは2Hで表され陽子1つと中性子1で構成される。名前は古代ギリシャ語のδεύτερονより。

重陽子は恒星における核融合反応で重要な役割を果たす。重陽子は陽子-陽子連鎖反応の中間体として発生する。

2つの陽子が融合して重陽子を形成して、陽電子電子ニュートリノエネルギーのそれぞれが放出される。

重陽子は将来的に核融合炉の燃料としても必要とされている。水素同位体(陽子、重陽子三重陽子)の一般的な名前はヒドロンと呼ばれる。

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