バリオン
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バリオンとは3つのクォークから構成される強く相互作用するフェルミ粒子を含む素粒子の一つである。2015年には5つのクォークからなるペンタクォークと呼ばれる同様なものの存在も証明された。
基本なバリオンは主に、陽子、中性子、ラムダ粒子、シグマ粒子、クサイ粒子、オメガ粒子がある。オメガ粒子の質量は陽子のものよりも1.8倍大きい。
バリオンは中間子とともに強い相互作用に関わる素粒子のグループを形成し、まとめてハドロンと呼ばれる。
バリオンという名前はギリシャ語で重い(βαρύς、barys)に由来し1955年にアブラハム・パイスによって導入された。これは、当時知られていたほとんどの素粒子の質量がバリオンより小さかったためである。
それぞれのバリオンには対応する反粒子(反バリオン)が存在し、それぞれの重粒子のクォークは反クォークに置き換えられる。