中性子

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中性子(ちゅうせいし)とは、原子核を構成する核子の一種。電荷をもたない。

特徴[編集]

中性子はアップクォーク1個とダウンクォーク2個から構成され、原子核内では安定に存在できるが、原子核外ではかなり不安定であり、半減期15分ほどでβ崩壊を起こし陽子に変化する。

質量は陽子とほぼ同じ1.674927351*10-27kgであり、スピンは1/2である。

中性子は電荷を持たないため、中性子が違っても陽子と電子の数が同じ(同位体)であれば、化学的な性質はほとんど変わらない。このために発見も遅れ、1932年にイギリスの物理学者ジェームズ・チャドウィックによってようやく発見された。

天体[編集]

詳細は「中性子星」を参照

恒星の超新星爆発後の残骸として残る天体に、中性子を主成分とする中性子星がある。

関連項目[編集]

原子関連
構成要素 原子核陽子中性子 )- 電子
その他 分子 - 元素 - 同位体 - 物質量
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