イオン (化学)
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イオン(Ion)とは、化学結合によって結合した原子または原子群で、陽子に対して電子が不足または過剰であるもの複合粒子である。 電気的に中性の原子及び化学物分子は、電子と陽子の数が同等であるのに対して、イオンは正か負に帯電している。
概要[編集]
正に帯電したイオンを陽イオン、負に帯電したイオンを陰イオンという。イオンは単独で自由状態で存在するか、もしくはイオン対を形成する。イオン対は互いに緩く結合したり、逆に強い結合を形成したりする。強く結合したイオン対はイオン化学結合を形成し、多くの化合物に存在する。
中性原子または分子からイオンが形成されることをイオン化という。 中性原子は全体として電荷が0なので電界の影響を受けにくい(電界の影響で電子の配置が多少動くことはある)が、 イオン化すると電荷が非零のイオンになるので電界の影響を受けやすくなる。
関連項目[編集]
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