原子

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

原子(げんし)とは、物質をどんどん細かく分解していくと辿り着く、物質の最小単位である。しかし、後代に 原子よりも小さな単位である素粒子が発見されている。

概要[編集]

物質には最小単位があるという考え方は古代ギリシア時代にはすでに存在していたが、一般大衆も含めて原子の存在が広く受け入れられるようになったのは19世紀にジョン・ドルトンが提唱した原子説が受け入れられてからのことである。

原子は負の電荷をもつ電子と正の電荷を持つ陽子と電気的に中性の中性子から成る原子核から構成され、原子全体としては電気的に中性である。ただし、原子から一部の電子が脱落したり、逆に電子が原子に捕らえられたりすると、電荷を持つイオンとなる。原子の種類のことを元素といい、単一の元素から構成される物質を単体と呼ぶ。また、原子がいくつか結合すると分子を構成する。金属希ガスを除けば、原子は単独で存在することは殆どなく、概ね、分子の形で存在している。


原子関連
構成要素 原子核陽子中性子 )- 電子
その他 分子 - 元素 - 同位体 - 物質量
物理学の粒子一覧
素粒子
フェルミ粒子
クォーク アップクォーク - ダウンクォーク - ストレンジクォーク - チャームクォーク - ボトムクォーク - トップクォーク
レプトン 電子 - 陽電子 - ミュー粒子 - タウ粒子 - ニュートリノ (電子ニュートリノ - ミューニュートリノ - タウニュートリノ)
ボソン粒子
ゲージ粒子 光子 - グルーオン - ウィークボソン
スカラー粒子 ヒッグス粒子
複合粒子
ハドロン
バリオン 核子 (陽子 - 反陽子 - 中性子 - 反中性子) - デルタ粒子 - ラムダ粒子 - シグマ粒子 - クサイ粒子 - オメガ粒子 - ペンタクォーク
中間子 パイ中間子 - イータ中間子 - ロー中間子 - オメガ中間子 - ファイ中間子 - ジェイプサイ中間子 - ウプシロン中間子 - シータ中間子 - K中間子 - B中間子 - D中間子 - T中間子 - テトラクォーク
基本粒子または複合粒子の結合
通常の粒子 原子核 (重水素 - トリトン - ヘリオン - アルファ粒子) - 原子 - イオン (陽イオン - 陰イオン) - 分子
通常でない粒子 ハイパー核 - ラムダハイパー核 (ハイパー水素 - ハイパートリトン) - シグマハイパー核 - 異種原子 - メソ原子 - ハドロン原子 - 反陽子原子 - ハイペロン原子 - レプトン原子 (ポジトロニウム - ミューオニウム - 真ミューオニウム) - プロトニウム - パイオニウム - メソ分子 - ジポジトロニウム