半減期

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半減期(はんげんき)とは放射性物質放射線を放出し放射能が半分になるまでの時間のことである。

概要[編集]

放射性物質は放射線を出しながら別の物質へと変化していき質量を減らして安定しようとする。この半減期は物質によってさまざまであり、数万年から数億年、数秒から数分までといろいろある。半減したのち、さらに量が減ってい行くが0になることはない。半減期による量をグラフで表すと漸近線のようになる。原子力発電で発生した核廃棄物は半減期が長いものが多く、危険と言われている。

半減期の公式[編集]

半減期の公式は以下の通り。これで何年でどのくらい量が減るかを求めることができる。

=残留量
=初期の量
=経過時間
=半減期

主な物質の半減期[編集]

物質名 半減期
テルル128 2.2×10^24年(2.2𥝱年)
ウラン238 45億年
カリウム40 13億年
プルトニウム239 24110年
炭素14 5715年
ラジウム226 1600年
アメリシウム241 432.2年
ヨウ素131 8日
ラドン222 3.8日
ベリリウム13 2.7×10^-21秒

上下にある馬鹿みたいな極端な数字は何なのかというと、希少鉱物に含まれるテルル128は現在確認されている元素で最も半減期の長いもので、それは宇宙の年齢をはるかどころではないに上回る。またベリリウム13は恒星で作られすぐに崩壊してしまう。そのすぐとは意味が分からないくらいすぐ(2.7ゼプト秒)である。

関連項目[編集]