深大寺バス停留所
深大寺バス停留所 | |
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じんだいじ Jindaiji | |
所在地 | 東京都調布市深大寺元町 |
所属事業者 |
小田急バス(停留所詳細) 京王バス(停留所詳細) |
深大寺バス停留所(じんだいじバスていりゅうじょ)とは、東京都調布市深大寺元町にある小田急バス・京王バスのバス停留所。
概要[編集]
天台宗別格本山・深大寺の山門前に位置する。奈良時代・733年(天平5年)に創建されたとされている関東地方屈指の古刹として知られており、2017年(平成29年)には白鳳仏(釈迦如来像)が国宝に指定されるなどして年間を通して参拝客・観光客が多い。近年では特に厄除けや縁結びについてご利益があるパワースポットとしても注目を浴びている[1]。また深大寺周辺では「深大寺そば」と呼ばれる蕎麦が有名で、山門前を中心におよそ20軒の蕎麦屋が軒を連ねており、毎年秋には「深大寺そばまつり」が開催される[2][3]。かつては漫画家・水木しげるの代表作である「ゲゲゲの鬼太郎」にちなんだ鬼太郎茶屋があり人気を博していたが、2024年(令和6年)8月4日をもって建物の老朽化を理由に深大寺での営業を終了した(その後は布多天神社付近に移転した)[4]。
また、停留所近傍には深大寺水車館という資料館が立地しており、明治期から昭和期にかけての調布市北部(当時の北多摩郡神代町)周辺で使われた農具や水車の再現が展示されている[5]。
停留所の利用についてはシーズンごとに変動が激しい。閑散期となる平日では人出が少なく、COVID-19流行のあおりを受けて平日日中のバスについても小田急バスを中心に縮小傾向である。しかしながら行楽シーズンでは利用が大変多くなるのが特徴であり、特に毎年元日の初詣参拝シーズンならびに3月3日・3月4日に実施される「深大寺だるま市」ではバスの臨時増発が行われ、通称「深大寺臨」と呼ばれている[6]。特に元日には京王バスの「深大寺初詣臨時バス」では日中時間帯の増発に加え、12月31日の22時頃から元日の明け方まで終夜運転が実施されるほどの活況を呈する[7][8]。
乗り入れ路線[編集]
小田急バス[編集]
小田急バス 深大寺バス停留所 | |
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じんだいじ Jindaiji | |
所在地 | 東京都調布市深大寺元町5-12 |
所属事業者 | 小田急バス |
開業年月日 | 1964年(昭和39年) |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■吉04系統 |
キロ程 |
7.10km(吉祥寺駅起点) 0.00km(深大寺起点) |
◄深大寺入口 (0.40km) (0.64km) 青渭神社前► | |
所属路線 | ■鷹65系統 |
キロ程 |
5.95km(三鷹駅南口起点) 0.00km(深大寺起点) |
◄深大寺入口 (0.40km) (0.64km) 青渭神社前► | |
- 現行乗り入れ路線
小田急バスではJR中央本線沿線(三鷹駅・吉祥寺駅)からの深大寺アクセスを担う路線(鷹65・吉04)を運行している。しかしながら中央線沿線からの深大寺アクセスはなかなか定着していないのが実情であり、特に2020年以降は年々運行本数が縮小傾向となっている。
京王バス[編集]
京王バス 深大寺バス停留所 | |
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じんだいじ Jindaiji | |
所在地 | 東京都調布市深大寺元町5-12 |
所属事業者 | 京王バス |
開業年月日 | 不詳 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■丘21系統 |
キロ程 |
4.6km(つつじヶ丘駅北口起点) 0.00km(深大寺起点) |
◄御塔坂上 (0.43km) (0.37km) 深大寺小学校► | |
所属路線 | ■調34系統 |
キロ程 |
5.8km(調布駅北口起点) 0.00km(深大寺起点) |
◄御塔坂上 (0.43km) (0.37km) 深大寺小学校► | |
- 現行乗り入れ路線
京王バスでは京王線沿線(つつじヶ丘駅・調布駅)からの深大寺アクセスを担う路線(丘21・調34)を運行している。深大寺への京王バス乗り入れ当初から京王線との連携を生かした施策も行っており、2019年(令和元年)には期間限定きっぷとして「深大寺・調布おでかけきっぷ」が発売されたり[9]、2024年(令和6年)からは京王バスの往復乗車券と神代植物公園の入園券、それに深大寺周辺のそば店で使える1,000円分のチケットがセットになったウェブチケット「調布・深大寺周遊パス」(1,720円)が京王電鉄から発売されるなどしている[10]。
歴史[編集]
- 1960年(昭和35年)1月1日:京王遊園前〜調布〜布田〜深大寺前の路線を新設する[11]。
- 1964年(昭和39年):吉04系統を新設。
- 1960年代:現在の丘21系統を新設。
- 1997年(平成9年)12月1日:京王帝都電鉄(当時)から京王バスに移管される[12]。
- 2024年(令和6年)
停留所構造[編集]
0番のりば(つつじヶ丘駅北口・調布駅北口方面)は京王バスが管理する金星型のポール、1番のりば(吉祥寺駅方面)・2番のりば(三鷹駅南口方面)は小田急バスが管理する東和製作所製の二面内照式タイプ(茶色)のポールが設置されている。0番のりばには京王バス用の車両留置スペースが設置されており、小規模な折返場のような構造になっている。1番のりば・2番のりばにはバスベイが設置されている。また、全てののりばには屋根ならびに屋根に吊り下がる形でバスロケが設置されている。
0番のりばと1番のりば・2番のりばはそれぞれ距離が離れており、0番のりばの方が山門に程近いため京王バスの輸送シェアが高くなっている。
のりば | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
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0 | ■丘21 | 晃華学園・上ノ原小学校 | つつじヶ丘駅北口 | ●京王 (調布) | |
■調34 | 布田 | 調布駅北口 | 土休日は国道20号経由 | ||
1 | ■吉04 | 野ヶ谷・南新川 | 吉祥寺駅 | ●小田急 (吉祥寺) | 夜間は吉祥寺駅中央口行 |
2 | ■鷹65 | 航研前 | 三鷹駅南口 | ●小田急 (武蔵境) |
脚注[編集]
- 出典
- ↑ “深大寺(じんだいじ)【国宝指定 白鳳仏】”. 調布観光ナビ 調布市観光協会公式サイト (2022年9月30日). 2025年7月24日確認。
- ↑ “深大寺そば”. 調布観光ナビ 調布市観光協会公式サイト (2022年7月12日). 2025年7月24日確認。
- ↑ “深大寺参道(調布市)”. みたかナビ. 2025年7月24日確認。
- ↑ “追記あり:深大寺「鬼太郎茶屋」老朽化のため8/4(日)をもって休業を発表。今秋、新店舗で営業再開へ”. 多摩ポン (2024年7月24日). 2025年7月24日確認。
- ↑ わんたママ (2024年7月4日). “深大寺へ向かいました”. アメーバブログ. 2025年7月24日確認。
- ↑ まーくんの雑記帳 (20191-01-04). “元旦から応現院線と深大寺臨を撮影”. アメーバブログ. 2025年7月24日確認。
- ↑ “京王電鉄、大晦日に終夜運転を実施 「京王ライナー迎春号」も運行”. トライシー (2024年12月17日). 2025年7月24日確認。
- ↑ keiobus_infoのツイート (1740575871013183740)
- ↑ “深大寺・調布エリアをお得に楽しめる「深大寺・調布おでかけきっぷ」を発売します!”. PR TIMES (2019年5月30日). 2025年7月24日確認。
- ↑ “京王電鉄から、調布・深大寺エリアのウェブチケット発売 バスと施設利用をセット”. 調布経済新聞 (2024年2月20日). 2025年7月24日確認。
- ↑ 京帝たより 第79号「バス営業㌔五〇〇㌔を突破 多摩平団地の足を確保 新宿中野間、青梅街道ルートも免許」
- ↑ 読売新聞「来月開業の京王バス 全車両に超低床車 お年寄り、障害者対策/東京・調布地区」1997年9月20日
- ↑ a b 撮影地不足な調布のバスオタ日誌 (2024年3月16日). “2024.3.16 春の再編まとめ #1 小田急バス 吉祥寺・若林・武蔵境営業所編”. はてなブログ. 2025年5月25日確認。
- ↑ 撮影地不足な調布のバスオタ日誌 (2024年12月16日). “2024.12.16 小田急バス吉祥寺・武蔵境・狛江営業所管内ダイヤ改正まとめ”. はてなブログ. 2025年5月25日確認。
- 注釈
外部リンク[編集]
- 深大寺 (じんだいじ) 系統一覧:京王バス
- 深大寺 (じんだいじ) 系統一覧:小田急バス
■ 吉04系統の停留所一覧 |
■ 丘21系統の停留所一覧 |
■ 調34系統の停留所一覧 |
■ 鷹65系統の停留所一覧 |