バス停留所

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
バス停の例(東急バス小机新道停留所)

バス停留所(ばすていりゅうじょ)とは、バスが乗客の乗下車を行う場所である。バス停とも略す。

概要[編集]

道路脇に設置される小規模なものが多い。大規模な場合はバスターミナルバスステーションとも言い、バスセンターの名称を使っている会社もある。かつての国鉄バスでは、独立した建屋を持ち、鉄道との連絡切符を係員が販売したり、途中下車の扱いを行う自動車駅があり、とも呼ばれた。現在のJRバスで駅と称しているところもある。特に、鉄道が廃止された路線のバス停留所は駅と称しているところもある。

設置場所[編集]

鉄道駅旅客船発着港、空港の他、旅館の前にも置かれる。有名寺社や学校病院公共機関の前に置かれることが多い。農村部だと、集落毎に置かれるケースが多い。高速道路上の施設は「バスストップ」ともいう。

形態[編集]

ほとんどが無人である。扉付きの待合室のあるもの、上屋があるもの、ベンチがあるもの、バス接近システムのあるものから、ポール1本だけのものもある。道路が広いところはその両側の歩道上にあるが、狭い道路では片側にだけポールが立っているだけのものもある。

ポールには、バス会社の社章、停留所名、前後の停留所名、時刻表が記載され、広告が貼られていることも多い。

電照式[編集]

バス停留所の中には、電照式と呼ばれるポールのものが存在する。簡単に言ってしまえば光るタイプで、昼間は普通だが、夜間になると内部にある照明に照らされて光るという仕組みになっている。もちろん電気代はかかってしまうし、電線を引き通す手間もあるものの、夜間での視認性は格段に向上する。なお、最近は太陽光発電により発光するものもあるため、その場合は先述した2つのデメリットはなくなる。

電照式のバス停留所
昼間の電照式バス停留所  
夜間の電照式バス停留所  

沿革[編集]

かつては旅客のみならず荷物輸送も請け負った。昭和40年代、均一周遊券で旅行していたある人物は未明に夜行列車を下車して早朝の国鉄バスに乗車した際、バスにも大量に新聞が積み込まれた。車掌はたった一人の乗客の均一周遊券を拝見したあと、バスを発車させた。停車したバス停で車内に積み込まれた新聞の束を降ろしていく。バス停には顔見知りの新聞販売店員がいて車掌が挨拶していった。閑散地域の情報はこのようにして守られていった。

主なバス停留所[編集]

詳細は「カテゴリ:バス停留所」を参照

参考文献[編集]