いなほ (列車)

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
E653系のいなほ号

いなほは、日本国有鉄道及び東日本旅客鉄道(JR東日本)が運行している特別急行列車である。

概要[編集]

元々は、羽越本線経由で首都圏と東北地方の日本海側を結ぶ列車であった。現在は庄内平野の地域間輸送を担う存在へ変貌しつつあるが、新潟駅では新幹線との対面乗り換えが可能であり、リレー特急としての役割も果たしている。

使用車両は元「フレッシュひたち」のE653系1000番台で、グリーン車付きの7両編成である。なお、3号と10号は基本的に「しらゆき」用の1100番台4両で運転される。

愛称の「いなほ」は「稲穂」に由来し、日本有数の米どころである新潟・山形・秋田を走ることから名付けられたとされる。

沿革[編集]

  • 1969年10月改正にて運行を開始した。当初の使用車両はキハ81系で、上野 - 秋田間を結んでいた。
  • 1972年(昭和47年)10月改正では、羽越本線電化完了に伴い485系が投入され、上野 - 青森間で1往復を増発。1979年(昭和54年)7月には秋田発着便をさらに1往復加えた3往復となった。
  • 1982年11月改正での上越新幹線開業により新潟以南の区間が廃止に。なお、この際に急行「羽越」と「きたぐに」を1往復ずつ吸収したことで、「いなほ」の運転本数は5往復に拡大している。また、大宮と新潟での新在乗り換えを嫌う需要を拾うため、上野 - 新潟 - 青森を直通する昼行特急「鳥海」が1往復新設された。
  • 1985年3月改正で「鳥海」の定期運転が終了。「いなほ」は酒田発着の1往復が増便されたほか、6両編成に減車となった。
  • 1988年3月改正で2往復増発され、8往復となる。
  • 1991年3月改正で、停車駅を絞った速達タイプの「スーパーいなほ」の運転を開始。
  • 1993年3月改正では、快速列車の格上げにより村上発着の便を2往復追加し、酒田発着の1往復を臨時格下げした9往復体制となった。
  • 1995年12月改正にて村上発着便のうち1往復が廃止され、一方が酒田発着に延長された。
  • 1997年3月秋田新幹線開業に伴い、酒田以北の運転本数が半減した。
  • 1999年(平成11年)12月、「スーパーいなほ」の名称を廃止。
  • 2002年3月改正大阪 - 青森間を結ぶ「 白鳥」が廃止され、「いなほ」の新潟 - 青森直通便が代わって日本最長の在来線昼行特急の座を手にした。
  • 2002年(平成14年)12月、酒田発着の1往復の運転を取りやめ、計7往復に。エル特急の指定を解除。
  • 2005年(平成17年)12月25日、「いなほ14号」が第二最上川橋梁付近で風に煽られて脱線転覆する事故が発生。5人の死者と30人以上の負傷者を出した。
  • 2010年12月改正で秋田以北が特急「つがる」へ分離された。
  • 2013年(平成25年)9月28日、E653系での運転を開始。従来の485系は翌年7月までに定期便が撤退した。
  • 2021年3月改正で、車内販売が廃止となった[1]

注釈[編集]

  1. 新型コロナウイルスの感染拡大により、以前から中止状態が続いていた。

関連項目[編集]


日本海縦貫線の主なJR旅客列車
青森 - 秋田 - (盛岡) つがる / かもしか / たざわ / リゾートしらかみ / 深浦
秋田・山形 - 新潟 いなほ / べにばな / 海里 / きらきらうえつ
青森・新潟 - 東京 出羽鳥海あけぼの / とき / ムーンライトえちご / マリンブルーくじらなみ号
石川・富山 - 東京 白山 / 北陸 / 能登
新潟県内 しらゆき / 信越 / 越乃Shu*Kura・ゆざわShu*Kura・柳都Shu*Kura / SL村上ひな街道号 / えちごトキめきリゾート雪月花 / くびき野 / 巡行快速ホリデーライナー
新潟 - 富山・石川 かがやき / はくたか / 北越
富山 - 石川 - 福井 あいの風ライナー / おはようエクスプレス・おやすみエクスプレス / ダイナスター / IRおでかけ号・百万石まつり号 / 一万三千尺物語 / ホリデーライナーかなざわ
石川・富山 - 東海道 しらさぎ / 加越 / きらめき
新潟・石川 - 大阪 サンダーバード / 雷鳥 / きたぐに / つるぎ / ゆぅトピア和倉
北海道・青森 - 大阪 トワイライトエクスプレス / 日本海 / 白鳥 / 全農号
そのほかの列車 TRAIN SUITE 四季島 / カシオペア紀行 / SL北びわこ号
関連項目 シュプール号 / ひだ / 能登かがり火
印は現在も日本海縦貫線内で運行されている定期列車印は現在も日本海縦貫線内で運行されている臨時列車印は現在も日本海縦貫線内で運行されている団体専用列車印は現在は新幹線列車愛称として使用されている列車
首都圏 - 東北地方 優等列車(在来線)
東北本線系統
現存
過去 カシオペア⭐︎ - 北斗星⭐︎ - はくつる⭐︎ - 北星⭐︎ - 八甲田 - はつかり - ふるさと - やまびこ - いわて - ひばり - あづま - まつしま - 新星⭐︎ - つばさ - やまばと - あいづ - ばんだい
常磐線系統
現存 ひたち
過去 スーパーひたち - ゆうづる⭐︎ - 十和田 - みちのく
上越線羽越本線系統
現存 ルナ・アズール
過去 あけぼの⭐︎ - 出羽⭐︎ -津軽⭐︎ - 鳥海⭐︎ - 天の川⭐︎ - いなほ
⭐︎寝台列車