はつかり (列車)

はつかりは、日本国有鉄道及び東日本旅客鉄道(JR東日本)が運行していた特別急行列車である。なお、本ページではその他の東北本線の優等列車についても解説する。
概要[編集]
名称は秋にシベリアから日本列島へ最初に飛来する雁は意味する「初雁」から。HMには夕暮れの空を列を成して飛ぶ雁の群れが描かれている。
上野と青森を結ぶ特急として、東北本線のスター的存在の列車だった。東北新幹線盛岡開業後は新幹線のリレー輸送を担う存在となり、八戸延伸のタイミングで廃止となった。
しかし、その後も「はつかり」の人気は健在であり、2010年にE5系の愛称公募において見事1位の座に輝いた(結局は7位のはやぶさに決定)。
歴史[編集]
東北新幹線開業まで[編集]
1958年10月1日、上野 - 青森間を結ぶ特急列車として1往復が登場した。C62が牽引する客車特急であり、勾配の都合から常磐線経由となっていた。2年後の1960年改正にてキハ81系が投入され、日本初の気動車特急となった。しかし、試験走行が不足していたことから当初は故障が相次いだ。
そして1968年10月1日改正での東北本線の全線複線電化完了に先立ち、同年9月9日上り便より583系で電車化され、10月1日から東北本線経由に変更の上、1往復増発された。この時点での所要時間は片道約8時間30分で、客車時代と比べて3時間30分の短縮となった。
以後も急行「八甲田」の格上げなどで運転本数は拡大し、1978年10月改正で6往復となった。中でも上野15:30発車の「はつかり11号」には1Mの列車番号が与えられていた。しかし、1982年6月23日の東北新幹線暫定開業により、上野〜盛岡間は新幹線に移管する形で廃止となった。
運行区間短縮後[編集]
東北新幹線開業後、「はつかり」は盛岡 - 青森間を結ぶ新幹線のリレー特急として再スタートを切った。運行本数は最大で14往復を誇ったものの、上野乗り入れ時代よりも両数は減少し、食堂車の連結も無くなった。他方、1988年3月の青函トンネル開通により2往復が函館まで延長された。1993年12月に583系が定期便から撤退。2000年3月改正ではE751系を使用した速達タイプの「スーパーはつかり」登場したものの、2002年12月改正の東北新幹線八戸延伸に伴い盛岡 - 八戸間は廃止となり、八戸 - 青森 - 函館間は「白鳥」に吸収されたことで「はつかり」の愛称は消滅した。
類似・関連列車[編集]
臨時特急 ふるさと[編集]
多客期を中心に、新幹線を補完する目的で設定されていた臨時特急。上野 - 青森間を東北本線経由で結び、使用車両は583系13両(食堂車は営業休止)だった。下り便はかつての「ひばり5号」に近いダイヤだったほか、上り便は運用の都合で大宮止まりで運転されていた。1982年12月に初設定され、新幹線上野開業直前の1985年1月の運転を最後に廃止となった。
急行 八甲田[編集]
詳細は「八甲田 (列車)」を参照