はつかり (列車)

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
485系8両のはつかり号(1992年8月

はつかりは、日本国有鉄道及び東日本旅客鉄道(JR東日本)が運行していた特別急行列車である。なお、本ページではその他の東北本線の優等列車についても解説する。

概要[編集]

名称はにシベリアから日本列島へ最初に飛来するは意味する「初雁」から。HMには夕暮れの空を列を成して飛ぶ雁の群れが描かれている。

上野青森を結ぶ特急として、東北本線のスター的存在の列車だった。東北新幹線盛岡開業後は新幹線のリレー輸送を担う存在となり、八戸延伸のタイミングで廃止となった。

しかし、その後も「はつかり」の人気は健在であり、2010年E5系の愛称公募において見事1位の座に輝いた(結局は7位のはやぶさに決定)。

歴史[編集]

東北新幹線本格開業まで[編集]

1958年10月1日、上野 - 青森間を結ぶ特急列車として1往復が登場した。C62が牽引する客車特急であり、勾配や当時の複線距離の都合から常磐線経由での運行となっていた。
2年後の1960年改正にてキハ81系が投入され、日本初の気動車特急となった。しかし、試験走行期間が不足していたことから当初は故障が相次ぎ、「がっかり」と評したマスコミもあった。

そして1968年10月1日改正での東北本線全区間の複線電化完了に先立ち、同年9月9日上りより常磐線経由のまま583系で電車化され、10月1日から東北本線経由に変更の上、1往復増発された。この時点での所要時間は片道約8時間30分で、客車時代と比べて3時間30分の短縮となった。

以後も急行「八甲田」の格上げなどで運転本数は拡大した。中でも上野15:30発車の「はつかり11号」には1Mの列車番号が与えられていた。
1978年10月改正では6往復となった。同時に全区間で自由席が設定され、エル特急に指定された。
1982年6月23日の東北新幹線暫定開業では、在来線特急「やまびこ」全廃による岩手県内の停車駅増加の措置が取られたが、同年11月15日の東北新幹線本格開業により、上野〜盛岡間は新幹線に移管する形で廃止となった。

運行区間短縮後[編集]

大宮起点で東北新幹線本格開業後、「はつかり」は盛岡 - 青森間を結ぶ新幹線のリレー特急として再スタートを切った。運行本数は最大で14往復を誇ったものの、上野乗り入れ時代よりも両数は減少し、食堂車の連結も無くなった。他方、多客期には上野→青森、青森→大宮の583系臨時特急「ふるさと(後述)」が、1985年(昭和60年)3月改正で東北新幹線は上野起点になるまで運転された。

1988年3月青函トンネル開通により2往復が函館まで延長された。
1993年12月に583系が定期便から撤退。2000年3月改正ではE751系を使用した速達タイプの「スーパーはつかり」登場したものの、2002年12月改正の東北新幹線八戸延伸に伴い盛岡 - 八戸間は廃止となり、八戸 - 青森 - 函館間は「白鳥」に吸収されたことで「はつかり」の愛称は消滅した。

類似・関連列車[編集]

臨時特急 ふるさと[編集]

多客期を中心に、新幹線を補完する目的で設定されていた臨時特急。上野 - 青森間を東北本線経由で結び、使用車両は583系13両(食堂車は営業休止)だった。下り便はかつての「ひばり5号」に近いダイヤだったほか、上り便は運用の都合で大宮止まりで運転されていた。1982年12月に初設定され、新幹線上野開業直前の1985年1月の運転を最後に廃止となった。

急行 八甲田[編集]

詳細は「八甲田 (列車)」を参照

関連項目[編集]

首都圏 - 東北地方 優等列車(在来線)
東北本線系統
現存
過去 カシオペア⭐︎ - 北斗星⭐︎ - はくつる⭐︎ - 北星⭐︎ - 八甲田 - はつかり - ふるさと - やまびこ - いわて - ひばり - あづま - まつしま - 新星⭐︎ - つばさ - やまばと - あいづ - ばんだい
常磐線系統
現存 ひたち
過去 スーパーひたち - ゆうづる⭐︎ - 十和田 - みちのく
上越線羽越本線系統
現存 ルナ・アズール
過去 あけぼの⭐︎ - 出羽⭐︎ -津軽⭐︎ - 鳥海⭐︎ - 天の川⭐︎ - いなほ
⭐︎寝台列車