あいづ (列車)

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あいづ
Series E721 P-12.jpg
会津若松駅で発車を待つE721系P-12編成。
種別快速列車[注 1]
運行開始2020年3月14日[注 2]
運営者JR東日本
路線磐越西線
始発駅郡山駅
終着駅会津若松駅
営業距離64.6km
停車駅数7駅
クラス普通車(一部指定席[注 3])
車両JR東日本E721系電車(主に指定席が設けられた編成)

あいづとは、磐越西線(郡山~会津若松間)にて運行される定期快速列車。

概要[編集]

ルーツは1960年代の上野特急「やまばと」の一部編成であり、電車化時に独立。東北新幹線開業後もしばらく上野発着を続けた。
その後、郡山発着となりビバあいづあいづライナーなどの愛称があった。
一時期はみのりが臨時列車として運行されたことがある。

運行状況[編集]

運転間隔は朝、昼、晩の3往復運転され、通常の快速との共通運用となっている。

停車駅[編集]

郡山駅 - 郡山富田駅 - 喜久田駅 - 磐梯熱海駅 - 猪苗代駅 - 磐梯町駅 - 会津若松駅

使用車両[編集]

E721系が使用され、4両編成で運転される。このうち、郡山方先頭車の座席は、リクライニングシートが設置された指定席となっている[注 4][注 5]
しかし、指定席を設置している車両は1編成しか存在せず、その車両が検査のために入場していたり、閑散期だったりする場合は、指定席を連結しない事実上の通常の快速として運転される。

派生列車[編集]

フルーティアふくしま[編集]

フルーティアふくしま」も参照

福島ディスティネーションキャンペーンの一環として2015年に登場。
停車駅は、郡山駅 - 磐梯熱海駅 - 猪苗代駅 - 会津若松駅 - 喜多方駅の5駅。「走るカフェ」をコンセプトにしており、利用客にはスイーツとコーヒー、フルーツジュースの3品が提供される。
車両の老朽化により、2023年12月に引退した。

あいづSATONO[編集]

SATONO」も参照

フルーティアふくしまの実質的な後継車両として2024年に登場。停車駅は、フルーティアと同じく郡山駅 - 磐梯熱海駅 - 猪苗代駅 - 会津若松駅 - 喜多方駅の5駅で、3月~9月の間に運転される。
2025年現在往路は快速あいづ1号の発車時刻の10分前に発車するが、安子ケ島駅で1号にあっさりと抜かれ、その後も運転停車や列車交換などを経て、会津若松駅到着時には1号の到着から約20分後の到着となるダイヤが組まれている。

ばんだい[編集]

国鉄時代の特急「あいづ」の補完急行列車。喜多方折り返し列車や夜行列車もあった。その後、磐越西線内快速の愛称にも用いられ、速達列車は「スーパーバンダイ」と命名された。

急行いいで[編集]

東北新幹線開業前、磐越西線経由で上野 - 新潟間を結んだ列車。上野から西会津・東蒲原地域を直結したり、栃木県内と新潟を乗り換えなしで結ぶ役割を果たした。

脚注[編集]

  1. 2003年10月1日までは特急
  2. 愛称そのものが設定されたのは1959年9月22日。
  3. 閑散期は連結されないことも。
  4. このリクライニングシートは、リゾートしらかみ海里などで使われているものをベースに作られている。
  5. リクライニングシートの設置数はわずか14席。そのため、席を確保するには事実上予約が必要になる。

関連項目[編集]

あいづと同じく指定席車両を連結した定期快速列車