NEMO ニモ

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『NEMO ニモ』は、ウィンザー・マッケイの漫画作品『リトル・ニモ』を原作とする1989年の日米合作の劇場用アニメーション映画。日本では1989年7月14日に『NEMO ニモ』というタイトルで公開された。アメリカでは1992年8月21日に『Little Nemo: Adventures in Slumberland』というタイトルで公開された。トムス・エンタテインメント公式サイト上のタイトル[1]、日本で2005年に発売されたDVDおよび2019年に発売されたBlu-rayのタイトルは『リトル・ニモ』[2][3]。

上映時間は95分。監督はウィリアム・T・ハーツと波多正美。製作は東京ムービー新社とキネティックス。アニメーション制作はテレコム・アニメーションフィルム。日本での配給は東宝東和。アメリカでの配給はヘムデール・フィルム・コーポレーション。

国際進出を目指した東京ムービー社長・藤岡豊のライフワーク。「制作に紆余曲折があり、莫大な制作費がかかったことで知られている作品」[4]。アメリカ側スタッフとしてディズニーのフランク・トーマス、オリー・ジョンストン、プロデューサーのゲイリー・カーツ、SF作家のレイ・ブラッドベリ、イラストレーターのメビウス、日本側スタッフとして宮崎駿、高畑勲、近藤喜文、友永和秀、大塚康生、出﨑統、山本二三らが参加し、構想15年、製作費55億円を費やしたが[5]、興行的に失敗した。日本での興行収入は4億5000万円(『キネマ旬報』1990年2月下旬決算特別号)。アメリカでの興行収入は約136万8000ドル[6]。1991年に藤岡は興行的失敗の責任をとって東京ムービー、テレコムの全ての権利を放棄し、1992年に東京ムービーはセガグループの傘下に入った。本作は本編よりも制作過程[7]やパイロットフィルム、スタッフが傍らで制作した作品の方が面白いと言われる。

パイロットフィルム[編集]

メインスタッフ[編集]

メインキャスト[編集]

役名 日本語版 英語版
ニモ 合野琢真 ガブリエル・ダモン
フリップ 大塚周夫 ミッキー・ルーニー
ジーニアス教授 北村弘一 ルネ・オーベルジョノワ
イカルス ダニー・マン ダニー・マン
プリンセス 笠原弘子 Laura Mooney-Hubbert
モルフェウス 内海賢二 バーナード・アーハード
ナイトメアキング 石田太郎 ビル・マーティン
ウンパ 大竹宏 ニール・ロス
ウンプ 難波圭一 アラン・オッペンハイマー
ウンポ 佐藤正治 ジョン・スティーヴンソン
ウンペ 塩屋浩三 シドニー・ミラー
ウンピ 江森浩子 マイケル・ベル

出典[編集]

  1. ↑ リトル・ニモ | 1980年代 | TMS作品一覧 トムス・エンタテインメント
  2. ↑ 想い出のアニメライブラリー 第104集 リトル・ニモ Blu-ray TCエンタテインメント株式会社
  3. ↑ 第104集 リトル・ニモ Blu-ray 株式会社ベストフィールド
  4. ↑ 【明田川進の「音物語」】第60回 サンリオ時代のノウハウを生かせた「リトル・ニモ」 アニメハック、2022年4月16日
  5. ↑ 大塚康生『リトル・ニモの野望』徳間書店スタジオジブリ事業本部、2004年、1頁
  6. ↑ Little Nemo: Adventures in Slumberland (1992) Box Office Mojo
  7. ↑ 宮崎駿も降板、壮大すぎたアニメ「NEMO/ニモ」映画より面白い制作過程! Re:minder、2019年11月22日
  8. ↑ 作品歴1970年代~1980年代 テレコム・アニメーションフィルム
  9. ↑ a b 『リトル・ニモ』と80年代テレコム・アニメーションの世界 シネマノヴェチェント
  10. ↑ 三好寛「「日本のアニメーション・スタジオ史」関連レポート  1970年代末から80年代初頭の状況」『公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団年報 2014-2015(PDF)』公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団編集・発行、2015年7月

関連項目[編集]

外部リンク[編集]