竹内孝次
竹内 孝次(たけうち こうじ、1953年 - )は、アニメーションプロデューサー。元テレコム・アニメーションフィルム二代目代表取締役[1]。
長野県上田市出身[2]。大学で有機化学を専攻し[1]、1976年3月に卒業。1976年1月に日本アニメーションに入社、制作進行を担当。『母をたずねて三千里』『あらいぐまラスカル』『未来少年コナン』『赤毛のアン』の制作に携わる。1980年1~2月にテレコム・アニメーションフィルムに移籍し[3]、『じゃりン子チエ』(制作デスク)、『名探偵ホームズ』(制作担当)、『ルパン三世 風魔一族の陰謀』(プロデューサー)、『NEMO/ニモ』などの制作に携わる[4][注 1]。1982年8月に大塚康生、高畑勲、宮崎駿、篠原征子、近藤喜文、友永和秀、富沢信雄、丹内司、丸山晃一、田中敦子、道籏義宣、山本二三とともに渡米し、ディズニーのフランク・トーマスとオリー・ジョンストンからアニメーションのレクチャーを受けた[6]。1989年から2012年までテレコムの社長を務めた[3][7][注 2]。その後、テレコムの最高顧問を務めた[11]。
国内外でアニメーション制作の後進指導にも従事[12][13]。2011年に「アニメーションブートキャンプ」のプログラムを発案し、そのディレクターを務める[3]。2013年にアニメーション教育研究のためパリ・ゴブラン学校で学ぶ[14]。2014年から2019年まで「若手アニメーター育成プロジェクト」(アニメミライ/あにめたまご)のディレクターを務める[14]。2015年12月から2025年7月まで東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)のフェスティバルディレクターを務める[15][16]。2020年に一般社団法人日本アニメーション教育ネットワーク(JENA) を立ち上げ[14]、理事を務める[17]。日本アニメーション協会(JAA)理事も務める[12]。
著書[編集]
- 『アニメーション〈動き〉のガイドブック――伝わる表現の基礎講座』(稲村武志、布山タルト共著、ビー・エヌ・エヌ、2024年)
- 『アニメスタジオテクニック――RETAS STUDIOで学ぶアニメの作り方』(与澤桂子、富沢信雄、伊東耕平、大塚康生共著、テレコム・アニメーションフィルム監修、ボーンデジタル、2010年)
脚注[編集]
注[編集]
- ↑ デジタルハリウッドによると、『ルパン三世 カリオストロの城』『じゃりン子チエ』以降の同社が制作する全ての作品の制作・プロデュースに携わる[5]。
- ↑ 諏訪道彦によると、1996年から代表取締役社長を務めた[2]。東京アニメアワードフェスティバル、吉川慧、三鷹ネットワーク大学によると、1997年から代表取締役社長を務めた[8][9][10]。
出典[編集]
- ↑ a b アニメ制作の昔話 ー 竹内孝次のインタビュー fullfrontal.moe、2023年3月7日
- ↑ a b 『アニメ村のステキな住民たち』アニ民151人目 ytv アニメーションON THE WEB、2012年8月2日
- ↑ a b c オーラルヒストリー・竹内孝次氏(一般社団法人日本アニメーション教育ネットワーク)第1回 開志専門職大学、2024年12月2日
- ↑ 【東京都:1/31上映】【特別企画】『母をたずねて三千里』テレビ放送50周年記念1日限定上映会&竹内孝次さんを迎えてのトークショー@秋葉原UDXシアター ドリパス
- ↑ アニメデジタル化の先駆者 竹内考次氏による特別講演「これからの『アニメ』と『人材』」 デジタルハリウッド株式会社のプレスリリース、2013年7月11日
- ↑ 三好寛「「日本のアニメーション・スタジオ史」関連レポート 1970年代末から80年代初頭の状況」『公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団年報 2014-2015(PDF)』、公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団編集・発行、2015年7月
- ↑ みんなで作ろう!夏休みコマ撮りアニメ体験ワークショップ、8月9日(土)恵比寿で開催!主催:フェローズ フェローズ
- ↑ 東京アニメアワードフェスティバル2018プレイベント 「TAAF2018クリエイターズサロン@WACCA池袋 Vol.2」開催!井上俊之スペシャルトーク! 東京アニメアワードフェスティバル、2017年10月12日
- ↑ 宮崎駿が44年前に生み出した“原点”には「今のジブリ作品にないものがある」【ジブリ美術館】 Business Insider Japan、2022年4月28日
- ↑ アニメーション文化講座 第9回「アニメーター大塚康生の仕事」 三鷹ネットワーク大学
- ↑ 竹内孝次、稲村武志、布山タルト『アニメーション〈動き〉のガイドブック――伝わる表現の基礎講座』ビー・エヌ・エヌ、2024年
- ↑ a b 板橋フレンドセンターでアニメ制作体験教室 講師に竹内孝次さんら 板橋経済新聞、2020年12月29日
- ↑ 竹内孝次:アニメ100プロジェクト Japan Expo
- ↑ a b c 東京アニメアワードフェスティバル2021 コンペティション部門 長編・短編アニメーション《ノミネート作品発表‼》(PDF)東京アニメアワードフェスティバル2021
- ↑ 東京アニメアワードフェスティバル2016 フェスティバルディレクターのご紹介 東京アニメアワードフェスティバル2026
- ↑ 出来事で振り返るアニメ界2025 席巻する原作劇場アニメ、オリジナルは苦戦 WEBアニメスタイル、2025年12月29日
- ↑ 法人概要 一般社団法人日本アニメーション教育ネットワーク
関連文献[編集]
- 大塚康生『リトル・ニモの野望』(徳間書店スタジオジブリ事業本部、2004年)
- 松島文 「『未来少年コナン』展-漫画映画の魅力にせまる!-座談会収録と追加取材の報告」『公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団年報 2022-2023(PDF)』(公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団編集・発行、2023年7月)
- 井上俊之著、高瀬康司編著『井上俊之の作画遊蕩』(KADOKAWA、2024年)