セルビア鉄道

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Железнице Србије а. д. /Železnice Srbije a. d.
Serbian Railways
Železnice srbije logo.svg.png
種類 株式会社
略称 ЖС/ŽS
本社所在地 セルビア国旗.png セルビア
ベオグラード
設立 1881年(セルビア王国)/2006年(ユーゴスラビア鉄道から分離)
業種 運輸業
事業内容 鉄道事業
営業利益 -77億ディナール(2013年)
所有者 セルビア政府
外部リンク https://www.zeleznicesrbije.com


セルビア鉄道(セルビア語:Железнице Србије,Železnice Srbije、略称:ЖС,ŽS)とはセルビアで鉄道事業を行う国有鉄道会社である。

概要[編集]

ユーゴスラビア内のセルビアの領内でユーゴスラビア鉄道が運行を行っていた範囲から生まれた会社である。モンテネグロが独立する少し前までの2003年まではユーゴスラビア鉄道を名乗っていた。2011年にはそれまで公営だったのが有限会社へと移行された。

歴史[編集]

1854年8月20日にセルビア初の馬車鉄道が開通した。そして蒸気機関車によって運行される路線は1856年に開通した。

そしてセルビア鉄道は1881年ミラン1世によって設立された。最初の王室列車はベオグラードからニシュまで走った。

第一次世界大戦後にはユーゴスラビア王国の成立に伴いユーゴスラビア鉄道となった。ユーゴスラビア鉄道はユーゴスラビア解体まで存続した。

最初の電化路線は1970年にベオグラードとシド(セルビア鉄道101号線)の間で電化された。

近年ではFLIRT (鉄道車両)を発注している。

鉄道網[編集]

鉄道路線図(本画像ではコソボも含まれている)

セルビアの鉄道網は3739㎞に及び、うち295㎞は複線である。また1279㎞は電化されている。近年ではブダペスト=ベオグラード線の改修工事、ベオグラード=ニシュ線の高速化、ブルガリア、北マケドニアへの接続路線の改修、新路線の開業工事が行われている。鉄道がないに等しいアルバニアを除いて全ての近隣諸国と鉄道の接続がある。ただし接続があるとはいえ、国際列車を運行しているのは2025年現在ハンガリーモンテネグロのみである。

国際接続[編集]

  • ハンガリー:接続2路線

スボティツァ駅-セゲド駅間の地域列車

  • モンテネグロ:接続1路線

ベオグラード中央駅-バル駅間の夜行列車

列車[編集]

列車は複数の種別が存在する。

インターシティ IC
特急に相当。ベオグラード - スボティツァ間に設定され、2時間に1本運行される。2026年にはブダペストへの延長運転、2029年頃にはベオグラード-ニシュ間などで運行拡大の計画がある。
インターレギオ IR
急行に相当。現在のセルビア内の長距離列車の主流ともいえ、幹線ではほぼ全線で運行される。また、ゼムン-ベオグラード-ポドゴリツァ-バル間のIR列車は夜行列車である。
地域急行列車 REx
快速に相当。ベオグラードと北部の周辺都市を結ぶ。
地域列車 Re
普通列車に相当。旅客列車の運行のあるセルビア鉄道全線で運行される。
BGヴォズ БГ:ВОЗ
ドイツなどのSバーン(市外電車)に相当。ベオグラード近郊で運行される。

車両[編集]

電気機関車[編集]

ディーゼル機関車[編集]

電車[編集]

2024年に中国の企業CRRCから4両編成5編成を発注し、現在試運転中である。形式名は不明。

気動車[編集]

外部リンク[編集]

関連項目[編集]