RVR412系電車

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RVR412系電車
基本情報
運用者 スルビヤヴォズモンテネグロ鉄道北マケドニア鉄道
製造所 リガ客車工場
主要諸元
電気方式 交流25kV50Hz
最高速度 120km/h
車両重量 55t
3,120mm
高さ 3,898mm

RVR412系電車とはソビエト連邦リガ(現在のラトビアの首都)のリガ客車工場で製造されたユーゴスラビア鉄道向けの電車である。現在はセルビア鉄道モンテネグロ鉄道マケドニア鉄道が保有・運用している。落書きがひどい車両。

歴史[編集]

この車両は1980年代に53両が製造され、うち43両がセルビア向け、6両がモンテネグロ向け、3両がマケドニア向けであった。SFRYの解体後はセルビア鉄道(16両)、モンテネグロ鉄道(6両)、マケドニア鉄道(4両)にそれぞれ譲渡された。

構造[編集]

車両は運転台付き電動車2両(412形)と付随車2両(416形)で構成される。車両の総重量は220t、搭載電力は1360kW、最高速度は時速120km である。乗降用ドアは自動式である。

運行会社[編集]

モンテネグロ鉄道[編集]

ユーゴスラビア鉄道解体後、モンテネグロ鉄道へは2006年に6編成24両が継承された。この車両は主にバル-ポドゴリツァ及びビイェロ・ポリェ-ポドゴリツァ間で運用される。赤とオレンジのストライプで塗装されている。2006年にブレーキシステムの故障で脱線事故が発生し200人が負傷した。これにょりこの編成は廃車された。形式名はŽCG412系となっている。現在は、5編成20両が運用中で、うち2編成は延命更新されている。

マケドニア鉄道[編集]

マケドニア鉄道は1編成4両を保有している。形式名はMŽ412系となっている。

セルビア鉄道[編集]

セルビア鉄道はこの車両を24編成96両を保有している。うち、9編成はベオグラード市の協力で、BGヴォズ用に更新工事が行われBGヴォズで運用されている。残りの15編成はベオグラード-プリイェポリェ、-シド、-パンチェヴォ間などで運用される。形式名はŽS412系となっている。

関連項目[編集]

電車 ŽS410系 - ŽS412系 - ŽS413系
気動車 ŽS710系 - ŽS711系 - ŽS812系
電気機関車 ŽS193形 - ŽS441形 - ŽS444形 - ŽS461形 - ŽS461形200番台
ディーゼル機関車 ŽS621形 - ŽS622形 - ŽS641形 - ŽS644形 - ŽS661形 - ŽS664形 - ŽS666形 - ŽS734形