豊橋鉄道モ3100形電車
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モ3100形電車(モ3100がたでんしゃ)とは、豊橋鉄道が運用していた路面電車用車両である。
概要[編集]
名古屋市交通局で使用されていた1400形電車を1971年(昭和46年)に譲り受けたもの。豊橋へは1465 - 1471・1473・1474の9両が入線し、旧番号順に3101 - 3109の車両番号が付与された。
1990年(平成2年)には3105・3106が冷房化。翌年には3103・3104、1993年(平成5年)には3101・3107、1994年(平成6年)に3102が冷房化された。なお冷房化の対象から外れた3109は1990年に廃車。元都電のモ3500形入線に伴い、1993年に3108が廃車となっている。
冷房化された7両は東田本線の主力として活躍を続けたが、名鉄600V線区の全廃に伴ってモ780形が移籍してくるとこれに置き換えられる形で3102を除く6両が廃車解体となった。
残った3102はイベント用として、夏のおでんしゃ、秋の花電車、冬のおでんしゃで運用された他、予備車として通常運用に入ることもあった。イベント用のため車体広告は解除され、マルーン一色で塗装されている。
しかし市内線への交通系ICカード導入時に運賃箱の更新対象から外れ、以後は運用を離脱。赤岩口の車庫内で時折動く程度になり、2018年(平成30年)に解体のため搬出された。このため3100形は既に現存しないが、名古屋市電時代の1400形としては保存車両が2両存在する。