豊橋鉄道モ3500形電車

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東京都交通局7000形電車 > 豊橋鉄道モ3500形電車

モ3500形電車(モ3500がたでんしゃ)とは、豊橋鉄道が運用する路面電車用車両である。

概要[編集]

東京都交通局から荒川線で使用されていた7000形電車を1992年(平成4年)と2000年(平成12年)に2両ずつ譲り受けたもの。

入線に際しては種車が1372mmゲージであることなどから改造が赤岩口の工場で施工された。主な改造内容として

  • 種車のD-20A形台車をそのまま用い、軸首の長い1067mm車輪に交換して改軌。
    • 上記に伴い、種車の主電動機が使用できなくなったことから、手持品の主電動機へと交換。
  • ドアの移設とステップの新設。
  • 3501・3502は非冷房の状態で入線したため、冷房化を実施。
  • 集電装置をビューゲル(3501・3502)、菱形パンタグラフ(3503・3504)からZ型パンタグラフへそれぞれ換装。

といったものが挙げられる。

1992年に2両、2000年に2両が運用を開始。これにより非冷房で残っていた従来車を置き換えてレトロ電車モ3700形を除く全車の冷房化率100%を達成した。

運用[編集]

駅前 - 競輪場前 - 井原 - 赤岩口・運動公園前のすべての系統で運用される。

リニューアル工事[編集]

3503号は2023年(令和5年)7月に豊橋から東京都京王重機整備北野事業所まで陸送され、同所で車体の交換、行先表示器のLED化などのリニューアル工事を施工。2024年(令和6年)3月から運用復帰した。

なお交換された新車体は京王重機整備で試作された車体を流用したものとされる。