豊橋鉄道1810系電車
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1810系電車(1810けいでんしゃ)とは、豊橋鉄道が導入した電車である。
概要[編集]
渥美線向けの車両として、長野線の一部が地下化する長野電鉄からモハ1100形のモハ1101・クハ1151の2両[注 1]を1979年(昭和54年)に譲り受けたもの。長野電鉄は架線電圧直流1500Vなのに対し、当時の豊橋鉄道は架線電圧が600Vであったことから、入線に際して降圧改造を豊鉄自社で実施した。
国鉄から譲り受けたMT30型直流主電動機、DT12型台車、PS13型パンタグラフ、京王帝都電鉄から購入した電動カム軸式自動加速制御器のMMC-H-10Kをモハ1101に搭載。なおクハ1151の機器類は特に手を加えられていない。この他、自動車用部品を利用した前照灯のシールドビーム化、前面への行先表示器の新設なども行われている
こうしてモ1811・ク2811の2両1編成が竣工し、1997年(平成9年)の架線電圧の1500V昇圧まで活躍した。
関連項目[編集]
- 北陸鉄道6000系電車 - 本車両とは逆に600V線区から1500V線区に譲渡された車両。
脚注[編集]
- 注
豊橋鉄道の鉄道車両 |