水道端バス停留所
水道端バス停留所 | |
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すいどうばた Suidobata | |
所在地 | 東京都練馬区関町南 |
所属事業者 |
関東バス(停留所詳細) 西武バス(停留所詳細) |
水道端バス停留所(すいどうばたバスていりゅうじょ)とは、東京都練馬区関町南にある関東バス・西武バスのバス停留所。
概要[編集]
青梅街道(東京都道・埼玉県道4号東京所沢線・東京都道5号新宿青梅線)と千川通り(東京都道439号椎名町上石神井線)が交差する関前一丁目交差点を挟むように、2つののりばが設置されている。地名の通り、この地には千川上水が所在しており、かつてこの地にはS字にカーブする千川上水を越えるための伊勢橋という青梅街道の橋が所在していた。この千川上水が江戸の中心部の上水道の役目を担っていたことから、水道端の地名が生じたとされており、同様の「水道端」という地名は千川上水の流路のそばに数か所点在している[1]。たとえば現在の東京三育小学校入口バス停留所だが、2009年に現在の名称に改称される前は「立野通り水道端」という停留所名であったが、これについても同停留所が千川上水の流路そばにあり、千川橋という橋があったことが由来となる[2]。
停留所は関東バスと西武バスが乗り入れる。双方の会社線とも当停留所を起点とする始発便が存在する(後述)。
乗り入れ路線[編集]
関東バス[編集]
関東バス 水道端バス停留所 | |
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1番のりば(2025年7月) | |
すいどうばた Suidobata | |
所在地 |
東京都練馬区関町南3-1 東京都練馬区関町南1-12 |
所属事業者 | 関東バス |
乗入路線 4 路線 | |
所属路線 | ■荻32-3系統 |
キロ程 | 0.50km(立野橋起点) |
◄立野橋 (0.50km) (0.48km) 関町二丁目► | |
所属路線 |
■荻32系統 ■荻33系統 ■荻34系統 ■荻35系統 |
キロ程 | (荻窪駅北口起点) |
◄青梅街道営業所 (0.40km) (0.48km) 関町二丁目► | |
備考 | 朝の一部便に当停留所始発便あり。 |
以下の路線が乗り入れる。
- 現行路線
- ■関東バス荻32系統
- ■関東バス荻32-2系統
- 武蔵関駅方面のみ停車。
- ■関東バス荻32-3系統
- 武蔵関駅方面のみ停車。
- ■関東バス荻33系統
- ■関東バス荻33-2系統
- 電通裏方面のみ停車。
- ■関東バス荻34系統
- ■関東バス荻34-1系統
- 青梅街道営業所方面のみ停車。
- ■関東バス荻34-2系統
- 北裏方面のみ停車。
- ■関東バス荻35系統
青梅街道を荻窪駅から西進する基幹系統の荻32系統・荻34系統系列がほとんどであるが、朝に青梅街道営業所からの出庫便が当停留所を始発として設定されている。これは青梅街道営業所から出庫の場合、最初に停車できるのが当停留所であるためである[注 1]。始発の出庫便は北裏行きが平日朝2本と土休日朝3本、電通裏行が平日朝1本、武蔵関行が朝1本設定されており、このほか立野橋始発の荻32-2系統(武蔵関駅行)も利用可能[3]。
西武バス[編集]
西武バス 水道端バス停留所 | |
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すいどうばた Suidobata | |
所在地 |
東京都練馬区関町南3-1 東京都練馬区関町南1-12 |
所属事業者 | 西武バス |
乗入路線 1 路線 | |
所属路線 | ■吉60系統 |
キロ程 | 2.98km(吉祥寺駅起点) |
◄吉祥寺通り入口 (0.62km) (0.35km) 青梅街道営業所► | |
備考 | 朝の一部便に当停留所始発便あり(吉60-6系統)。 |
以下の路線が乗り入れる。
- 現行路線
- ■西武バス吉60系統
- ■西武バス吉60-1系統
- ■西武バス吉60-2系統
- ■西武バス吉60-3系統
- ■西武バス吉60-4系統
- ■西武バス吉60-5系統
- ■西武バス吉60-6系統
吉祥寺駅 - 成増町間の長距離基幹系統である吉60系統系列が乗り入れる。このうち吉60-6系統については、朝ラッシュ時の吉祥寺通り区間の混雑緩和を目的としており、立野橋を終着とする吉60-5系統が千川通りを回送で走行してそのまま折り返した形となる。このため吉60-6系統は当停留所を始発として設定されている。この吉60-6系統の5分間隔での運行により、吉祥寺通り入口→吉祥寺駅間での朝ラッシュ時間帯での毎時33本運行を実現している。
歴史[編集]
- 1948年(昭和23年)12月1日:荻34系統を新設する[3]。これに伴い水道端バス停留所が開業。
- 1950年(昭和25年)5月25日:荻32系統を新設する[3]。
- 1971年(昭和46年)7月8日:吉60系統を新設する。
- 2011年(平成23年)12月16日:吉60-4系統の運行が開始される。
- 2016年(平成28年)9月1日:鷹02系統の青梅街道営業所移管に伴い、鷹02-1系統(立野橋→武蔵関駅)・鷹02-2系統(水道端→武蔵関駅)を新設する[3]。
- 2017年(平成29年)6月1日:朝時間帯に吉60-5系統・吉60-6系統を新設する[4]。特に吉60-6系統については、吉祥寺駅行において当停留所始発便が初めて設定された。
- 2018年(平成30年)10月1日:荻33系統を新設する[3][5]。
- 2022年(令和4年)4月16日:鷹02系統の武蔵野営業所再移管に伴い、以下の内容でダイヤ改正を実施。
停留所構造[編集]
1番のりば(武蔵関駅・北裏・吉祥寺駅方面)・2番のりば(荻窪駅北口・成増町方面)共に、関東が管理するアルナ輸送機用品製の金星型の電照式標識ポールと西武が管理する交建製のA型二面式3段タイプ(茶色)のポールの2本立てとなっている。
のりば | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
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1 | ■荻32 | 武蔵関駅 | ●関東 (青梅街道) | ||
■荻32-2 | 平日朝2本・土休日朝1本のみ 出庫便 | ||||
■荻32-3 | 朝1本のみ 出庫便・当停留所始発 | ||||
■荻33 | 北裏 | 電通裏 | 朝1本のみ | ||
■荻33-2 | 平日朝1本のみ 出庫便・当停留所始発 | ||||
■荻34 | 北裏 | ||||
■荻34-2 | 平日朝2本・土休日朝3本のみ 出庫便・当停留所始発 | ||||
■荻35 | 北裏・電通裏 | 武蔵野大学 | 平日朝2本のみ | ||
■吉60 ■吉60-1 ■吉60-2 ■吉60-3 ■吉60-4 |
吉祥寺駅 | ●西武 (上石神井) | |||
■吉60-6 | 当停留所始発 | ||||
2 | (無番) | 青梅街道営業所 | ●関東 (青梅街道) | 平日夜間1本のみ 入庫便 | |
■荻34-1 | 平日夜間3本・土休日夜間4本のみ 入庫便 | ||||
■荻32 | 青梅街道営業所・桃井四丁目 | 荻窪駅北口 | |||
■荻33 | 平日朝2本のみ | ||||
■荻34 | |||||
■荻35 | 平日朝2本のみ | ||||
■吉60 | 上石神井駅・石神井公園駅北口 | 成増町 | ●西武 (上石神井) | ||
■吉60-1 | 上石神井駅 | 西武車庫前 | 入出庫便 | ||
■吉60-2 | 上石神井駅・石神井公園駅北口 | 谷原三丁目 | 平日夜間1本・土休日夜間2本のみ | ||
■吉60-3 | 上石神井駅 | 石神井公園駅北口 | |||
■吉60-4 | 上石神井駅 | 上石神井循環として運行 平日朝1本のみ | |||
■吉60-5 | 立野橋 | 平日朝のみ |
脚注[編集]
- 出典
- ↑ バス停地名学のすすめ (2007年6月21日). “第63回 水道端(すいどうばた) 前編”. 楽天ブログ. 2025年7月7日確認。
- ↑ 千川上水 歴史・写真・探訪. “千川上水(2) 更新橋 ~ 上井草駅”. 武蔵学園記念室. 2025年7月7日確認。
- ↑ a b c d e f g “関東バス路線系統一覧・青梅街道営業所(C)”. 関東バス・アーカイブス「味わい」. 2025年7月8日確認。
- ↑ acacacty (2017年6月11日). “【吉60-5】吉祥寺駅発立野橋行き・水道端発吉祥寺駅行き【吉60-6】”. YouTube. 2022年5月1日確認。
- ↑ “関東バス路線解説 荻33「荻窪駅~電通裏」”. 関東バス・アーカイブス「味わい」. 2025年7月8日確認。
- 注釈
- ↑ 青梅街道営業所バス停留所は、営業所から右折出庫(北裏方面)をすると関東バスの停留所が存在せず(右折先では西武バスの停留所のみ設置)、当停留所まで回送する必要が生じる。なお、左折出庫(荻窪駅方面)ならば停留所が設置されているので停車できる。
外部リンク[編集]
- 水道端:関東バス
- 水道端 (すいどうばた) 系統一覧:西武バス
■ 荻32系統の停留所一覧 |