令和版特定地方交通線の一覧

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ここでは、令和以降の乗客減少における特定地方交通線相当のローカル線について一覧を挙げる。

概要[編集]

令和以降、人口減少やコロナ禍、世界規模の戦争による物価上昇が相次ぎ鉄道にも打撃を与えている。この関係で1987年の国鉄分割民営化前後と比較しても特定地方交通線レベルとなってしまった。

本項では2026年9月1日時点で残る、輸送密度が1000人を割り、かつ救いようがほとんどなく本来なら廃止に値するローカル線を挙げる。いわゆる新幹線いらない駅のローカル線版だと思えばよい。

すでに廃止決定・廃止の方針[編集]

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津軽線 蟹田 - 三厩[編集]

  • 2027年4月1日付けで廃止予定

1日5往復しかなくては誰も乗らない他、孤立して非電化で残っていたのが仇となったのか廃止しかなくなった例。現に廃止が決まって以降、川部以北からGV-E400系が撤退している。

久留里線 久留里 - 上総亀山[編集]

  • 2027年4月1日付けで廃止予定

木原線が繋がらず尻切れトンボとなった西側だが、久留里 - 上総亀山は山の中で終わっておりここまで持ってきたことが不思議と思われるレベル。また、この区間の部分廃止後は燃料電池電車導入第2号にもうってつけな側面があり、むしろ廃止が急がれる案件にも見える。

輸送密度500人未満[編集]

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山田線(上米内 - 宮古)[編集]

宮古 - 釜石間が三陸鉄道に経営移管されたものの、JRに残された区間も多い。特に上米内以東では年17億もの赤字を垂れ流しており、並行して走る106急行バスへの代行輸送も行われている。災害で度々運休が発生しているが、岩手県の強い反対が予想されることから今のところ廃線の話題は上がっていない。

北上線[編集]

全線で輸送密度は500人を割っているが、津軽線や米坂線と比較するとまだマシと思われる。2026年7月の豪雨ではほっとゆだ - 横手間が被災した。しかし、東北地方のローカル線としては比較的高規格で、東北本線と奥羽本線を結ぶ配給列車の短絡ルートとなっていることもあり、当分の間廃線は免れるだろう。

ただ、唯一の快速通過駅で定期利用者の存在もほぼない小松川駅に関しては、復旧にあたり廃止は強行せざるを得ないと考えて良い。

米坂線(今泉 - 坂町)[編集]

豪雨被害での区間運休開始から4年以上が経過したが、運転再開に向けた動きは見られない。肝心の新潟県も復旧には後ろ向きであり、バス転換が濃厚である。

吾妻線(長野原草津口 - 大前)[編集]

関東のJRで屈指の閑散路線であり、輸送人員は300人を切っている。特急列車の乗り入れも既に終了しており、嬬恋村が同意すれば間もなく廃線となるだろう。

名松線[編集]

JR東海では唯一リスト入り。国鉄時代に廃止承認されかけた中では岩泉線が廃止となった一方で、最後まで残ったしぶといローカル線。沿線道路の整備も進んだため、もはや白山高校のためだけに残されていると言ってよいレベル。この白山高校も早ければここ5 - 6年以内に募集停止となっても不思議ではないほど定員割れしがちなため、廃止も時間の問題に近い。加えて伊勢八知以遠は険道に近い県道15号の久居美杉線の拡張に一部用地を転用できそうにも見える。

越美北線[編集]

2026年8月の豪雨から1ヶ月程度でなんとか復旧させる方針を示したが、これが恒久的にJR西日本が受け持つわけではないことに留意。かといってハピラインふくいに移管しても同線のキハ120まで押し付けられると整備現場が音を上げるため、同線を押し付けられた場合DEC700タイプやGreenDECを購入するしかなくなると思われる。

加古川線西脇市 - 谷川[編集]

万博で臨時列車を走らせたものの輸送密度が50程度しか上がらず最早万事休すとかした路線。JR西日本からあり方協議を要望されまくっており、芸備線状態でなんとか踏みとどまっている。日本全国の電化路線で最低の輸送密度で、西脇市以南に直通する列車が1往復しかない現在では電化は完全に足かせとなっている。

芸備線(備後庄原 - 新見)・木次線(出雲横田 - 備後落合)[編集]

備後落合という山奥が結節点となっている時点で大失敗。芸備線が廃止されると広島県内で孤立する鉄路として危ないため木次線もまとめて記載。この山奥で必殺徐行、最高85km/hで運転していること自体が乗客減を招いたように見える。

小野田線[編集]

議論がまだ始まってはいないがすでに空気輸送に近いレベル。ここまで電化で残されてきたことが不思議なくらいで、存廃協議に入った場合、廃止一択まで追い込まれている吾妻線と異なり宇部線とまとめて架線撤去・気動車化の余地も十分にあると考えてよい。

牟岐線阿南 - 阿波海南[編集]

積極的に廃止するほどでも残すほどでもない輸送密度の数値が並ぶJR四国のローカル線群にとって、大胆に廃止されてしまいそうな数少ない路線。阿佐海岸鉄道線を含めれば徳島から延びる巨大な盲腸線であり、阿南 - 阿波海南間では並行する徳島バスの高速バス(室戸・生見・阿南 - 大阪線)と協業にシフトしていることも鑑みれば、今後水害もしくは南海トラフ地震による津波などで被災した際には復旧することなく廃線になる公算が高いだろう。

予土線[編集]

すでにトロッコ、遅い新幹線、フィギュア博物館といった目玉でかすんでいるが、実態は特定地方交通線にされかけたのに沿線道路の未整備で廃止を免れただけの大赤字路線。

肥薩線(人吉 - 吉松)[編集]

被害は八代 - 人吉より少ないが、被災前よりもはや地元のために残す意味がないレベルの大出血路線となっていた。観光路線化しようにも脆弱ゆえ復旧を諦め廃止一択以外考えられない状況にある。仮に復旧するにしても大畑、真幸の両駅の棒線駅化・スイッチバック廃止は不可避と思われる。

輸送密度500 - 1000人[編集]

米坂線 今泉 - 米沢[編集]

輸送密度はコロナ前でも800人台で、坂町 - 今泉の被災後は新潟支社や狭軌線区から見るとJR東日本の路線としては事実上孤立している。このまま十数年間放置するわけには行かないため被災区間の存廃のいかんを問わず当該区間も数年以内にバス転換か山形鉄道への移管を迫られる状況の可能性が高い。

関西線 亀山 - 加茂[編集]

輸送密度700人台で廃止したい思惑が見えていながら、廃止からはやや遠い状況。ICカード対応等、近代化が進みつつある。一番のネックはキハ120の可能性があり、バリアフリーにも対応困難な挙句亀山配給を維持せざるを得ない無駄金の使い方を考えると自走回送を目論んだDEC700の投入線区の候補に入れてもよいと思われる。

私鉄路線[編集]

特定地方交通線は通常国鉄、JR線のみを指す言葉であるが、ここでは利用客が特定地方交通線相当のローカル線を挙げるため同時に記載する。

すでに廃止決定・廃止の方針[編集]

弘南鉄道大鰐線[編集]

  • 2028年4月1日付けで休止予定

1987年時点では3000人ほどいた輸送密度が、ほぼ全線で並行する奥羽本線に取られ沿線人口も減少し2020年代にはコロナ禍の影響で300という数字まで落ち込む事態になった。これは電気鉄道では最下位、第三セクターを除く民営路線でもワースト3位、JRの電化路線を含めても前述の加古川線に次ぐワースト2位に落ちることとなった。

輸送密度500人未満[編集]

いすみ鉄道いすみ線 大多喜 - 上総中野[編集]

全線で見た場合輸送密度は300人台だが、そのほとんどについては当該区間の輸送密度数十人程度が原因と考えてよい。少なくとも下記小湊鐵道も苦しんでいる以上、この区間の脱線からの復旧は絶望的と考えてよいと思われる。

小湊鐵道線 養老渓谷 - 上総中野[編集]

上総牛久以遠が500人未満と推定されやすいが、その中で最も絶望的なのがこの区間。通学利用者もほぼおらず、2026年8月の事故からの復旧もいすみ線の存廃決議の結論までに間に合うレベルのそこまで大きくない被害規模で済んだため暫定的に決めたものと思われ、恒久的に存続が確約されたわけではないことに留意。いすみ線の西側が潰されると当該区間もドロップアウトがほぼ確定と考えてよい。

紀州鉄道線[編集]

2025年に中国企業に買収された際、不採算事業だった鉄道事業から撤退するため2026年年内の廃止を言い渡されたものの、譲渡先が決まりギリギリで命拾いした路線。命拾いしたが約2キロの短い路線で年間5000万円の赤字であることや、補助金が切れるといつ廃止になってもおかしくない。買収先もいくつか候補が挙がっているが、その中でも地元の熊野御坊南海バスに買収された場合は日ノ丸自動車法勝寺電鉄線のように十数年でアウトの可能性が高い。

阿佐海岸鉄道阿佐東線[編集]

DMV化されたからとはいえ不具合だらけ・前途多難であり、恒久的にDMVで残す意味はなくなっている。特に牟岐線阿南以南を廃止にすると鉄路で残す意義はなくなり、バス専用道以外の生き残りの道が見いだせなくなると思われる。

輸送密度500 - 1000人[編集]

銚子電気鉄道線[編集]

言わずと知れた煎餅屋の電車。銚子の古くからのお醤油文化を電車代稼ぎのトリガーにすることができた稀有な例と言える。

JR東海交通事業城北線[編集]

立地条件が悪いことが災いし名古屋市内を通る路線では異例の数値となっている。2032年度までは賃借料の都合でテコ入れ不可だが、それ以降も電化や勝川以遠への接続は絶望的と考えてよく、できてHC35形投入による2両化くらいと思われる。

基準値クリアの輸送量だが廃止危機[編集]

名鉄広見線 新可児 - 御嵩[編集]

輸送密度1500人以上を記録しているが、2029年4月1日の廃止が決まっている。券売機が新札非対応、IC非対応、車両が最古参の6000系では乗る人も少なく、かつ電気代も無駄になっていたように見える。

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]