配給輸送

配給輸送の一例(長野配給)

配給輸送とは、鉄道会社内の社用品を運搬すること。また、そのような列車のことを配給列車と呼ぶ。

一見甲種輸送と似ているが、こちらは貨物列車の扱いで、車両の輸送を他社に委託していることが相違点である。

概要

• 列車番号は最初に「配」の文字が入り、事業用列車としての扱いである。また、“配給列車”と聞くと、新型車両や廃車になった車両などを機関車(などの事業用車両)が牽引するイメージになりがちだと思われるが、車両の部品を輸送する列車も配給列車に入る。
• このような輸送を行う理由として、車両基地から工場(もしくは別の車両基地)に向かうルートにおいて、保安装置や電化方式の制約から自走することが困難であることなどが挙げられる。また、そのような理由から輸送にあたっては原則自社管内で簡潔する形となっている。
• 余談だが、JR西日本でも行われており、JR東日本限定で行われる輸送ではない。

主な配給列車

• 秋田配給
• 郡山配給
• 長野配給
• 新津配給

関連項目

• 甲種輸送
• 廃車回送
• 死神 (鉄道用語) - 配給輸送を行う牽引車(特に新潟車両センター所属のEF64形)はこのようなあだ名が付けられる。一応コウノトリとしての役割もあるのだが…。