機関車

機関車とは、鉄道車両の1種。

主にきかんしゃトーマスの存在から蒸気機関車全般と思われがちだが、^[要出典]必ずしも蒸気機関車だけとは限らない。

概要[編集]

車両内に動力装置(エンジンやモーターなど)のみを持ち、代わりに客室スペースを設けていない車両の総称であり、主に客車や貨車など動力装置を持たず自走することができない車両の牽引が主な使用方法である。
この他にも補機としての運用も存在し、急勾配区間の走行(俗に言う峠越え)の際に利用される。尚、前補機と後補機の2種類があり、前者は重連運転、後者はプッシュプル運転とも呼ばれる^{[注 1]}。

詳細は「蒸気機関車」を参照

略称はDL(Diesel Locomotive)。ディーゼルエンジンを動力源とする機関車で、一般的に機械式、電気式、液体式の3種類の動力伝達方式がある。

詳細は「電気機関車」を参照

機関車のようにみえても、電車および気動車に区分される車両も存在する。主な理由としては動力車(この場合客室を設けていないことが多い)の他に客車および貨車(いわゆる付随車)と固定編成になっていることが挙げられる。
このような車両の例として以下のものが挙げられる。
- TGV - 主にフランスにて運行される高速鉄道車両の総称。
- JR貨物M250系電車 - 愛称は｢スーパーレールカーゴ｣。16両編成で、モーダルシフトの推進のために製造された。
- JR東日本E491系電車 - 愛称は｢East i-E｣。3両編成で、主にJR東日本管内の路線(一部除く)の検測を行う。
- JR東日本E493系電車 - JR東日本に残存する電気機関車の置き換えのために開発・製造された。
- JR東海キヤ97系気動車 - JR東海が保有するレール運搬車。尚、同系統の車両としてキヤE195系(JR東日本)、9000系(JR四国)が存在する。
- JR東日本GV-E197系気動車 - E493系の弟分。JR東日本に残存するディーゼル機関車の置き換えのために開発・製造された。
ただし、これらの車両は例外で、基本機関車として扱われる。尚、いずれも2車体連結の1両編成としての扱いである。