シェーリングブリッジ

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シェーリングブリッジとは、3つの抵抗器と3つのキャパシタをブリッジ型に配置する回路のことである。 ブリッジ回路の1種である。ドイツ物理学者ハラルド・シェーリングの名にちなむ。

概要[編集]

既知の抵抗器の抵抗値やキャパシタのキャパシタンスで、未知のものの抵抗値やキャパシタンスあるいは誘電正接を測定するための回路である。

平衡条件[編集]

平衡条件というのは、下記回路図で言うと、電位差VV=0にするということである。

回路図

一般にブリッジ回路では

Z1Z4=Z2Z3

と対角線同士をかけたものが同じになる関係が成り立つ。 これは、V=0より、電圧が分圧される比が等しいということ(Z1:Z2=Z3:Z4)から導かれる。

以下角周波数ωとして、並列接続のときのインピーダンスの関係をパラレルの記号(a//b=11a+1b)を用いて表す。
シェーリングブリッジでは

  • Z1が抵抗R1とキャパシタC1直列接続Z1=R1+1jωC1
  • Z2が抵抗R2のみでZ2=R2
  • Z3が抵抗C3のみでZ3=1jωC3
  • Z4が抵抗R4とキャパシタC4ので並列接続Z4=R4//1jωC4

であるので

(R1+1jωC1)(R4//1jωC4)=R2jωC3

となる。これを整理して

1+jωC1R1jωC1R41+jωC4R4=R2jωC3

分母をはらって

jωC3R4(1+jωC1R1)=jωC1R2(1+jωC4R4)

これを実部虚部をそれぞれ比較しやすいようににすると

C3R4(1+jωC1R1)=C1R2(1+jωC4R4)

これの実部より

C3R4=C1R2

また、実部の関係を念頭に置いて虚部を比較して

C1R1=C4R4

の両辺をC2R1R3で割って よって、平衡条件は

{C3R4=C1R2C1R1=C4R4

となる。これよりR2,R4,C3,C4が既知であればR1,C1を求めらる。

{C1=R4R2C3R1=C4C1R4=C4R4R2C3R4=C4C3R2

誘電正接tanδ=ωC1R1

tanδ=ωC1R1=ωR4R2C3C4C3R2=ωC4R4

となる。

関連項目[編集]