オーウェンブリッジ
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オーウェンブリッジとは、3つの抵抗器と2つのキャパシタと1つのインダクタをブリッジ型に配置する回路のことである。 ブリッジ回路の1種である。
概要[編集]
既知の抵抗器の抵抗値やキャパシタのキャパシタンスで、未知のものの抵抗値やインダクタンスを測定するための回路である。
平衡条件[編集]
平衡条件というのは、下記回路図で言うと、電位差をにするということである。
一般にブリッジ回路では
と対角線同士をかけたものが同じになる関係が成り立つ。 これは、より、電圧が分圧される比が等しいということ()から導かれる。
以下角周波数をとして表す。
オーウェンブリッジでは
- が抵抗とインダクタの直列接続で
- が抵抗とキャパシタので直列接続
- が抵抗のみで
- がキャパシタのみで
であるので
となる。これを整理して
分母をはらって
これの実部より
また、虚部より
よって、平衡条件は
となる。これよりが既知であればを求めらる。