インダクタンス

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インダクタンスとは、コイルなどで電流の変化が誘導起電力となって現れる性質、またその値のこと。 誘導係数誘導子とも。インダクタンスを目的とするコイルをインダクタと呼び、それに使用する導線を巻線と呼ぶ。

概要[編集]

インダクタンスはインダクタ(コイル)の素子値である。電気回路では直列接続での計算が簡単である。単位は主にヘンリーで、Lを用いて表記することが多い。 インダクタンスがあると、電流の変化は緩やかになり、電圧に対して電流の位相が遅れる。普通の導線はインダクタンスが小さく無視できる量であるが、0ではないので電流が非連続な値を取ることはない。 直流に対してはインピーダンスは0だが、交流では純虚数のインピーダンスをもち、その大きさはリアクタンスと呼ばれる。 インダクタンスは有効電力を消費しないが、磁気エネルギーとしてエネルギーを蓄え、無効電力を消費する。

関連項目[編集]