RLC回路

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RLC回路とは、抵抗(R),インダクタ(L),キャパシタ(C)を接続した回路である。

概要[編集]

RLC直列回路とRLC並列回路がある。

以下では、抵抗を,インダクタンス,キャパシタンス,角周波数とする。

RLC直列回路[編集]

RLCを直列接続した回路である。

RLC直列回路

RLC全体のインピーダンス

である。角周波数がのとき

となって、インピーダンスの絶対値は最小になる。よって、このとき一定の電圧に対する電流の大きさは最大となる。

RLC並列回路[編集]

RLCを並列接続した回路である。

RLC並列回路

RLC全体のアドミタンス

である。角周波数がのとき

となって、アドミタンスの絶対値は最小になる。よって、このとき一定の電流に対する電圧の大きさは最大となる。

LC共振回路[編集]

LCを接続した回路である。

LC共振回路

LC共振回路は、LまたはCにエネルギーをためてから接続すると単振動を起こす。 ただし、実際の回路ではRの要素があるため、減衰振動になる。 Lにためる場合は、Lに直流電流を流して磁気エネルギーをためてからスイッチなどでCに流れるようにする。 Cにためる場合は、Cに直流電圧をかけて静電エネルギーをためてから接続する。

関連項目[編集]