インピーダンス

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電気回路におけるインピーダンスとは、電気回路の負荷を表す物理量。多くの場合複素数として扱い、複素数を強調して複素インピーダンスとも。また、アドミタンス逆数である。インピーダンス実部虚部はそれぞれ、レジスタンス(電気抵抗)とリアクタンスという。直列接続での計算に便利である。単位は主にオーム。記号は主にZで表記する。

各素子のインピーダンス[編集]

角周波数ω虚数単位jとする。

抵抗[編集]

電気抵抗Rをもつ抵抗のインピーダンスZR

ZR=R

実数であり、そのままである。

インダクタ[編集]

インダクタンスLをもつインダクタのインピーダンスZL

ZL=jωL

純虚数であり、角周波数に比例する。 そのため、直流(ω=0)では短絡とみなせる。

キャパシタ[編集]

キャパシタンスCをもつキャパシタのインピーダンスZC

ZC=1jωC=j1ωC

と純虚数であり、角周波数に反比例する。 そのため、直流(ω=0)では開放とみなせる。

電気回路におけるインピーダンスの計算[編集]

直列接続[編集]

直列接続されたインピーダンス全体のインピーダンスは、各インピーダンスの総和になる。

Z=iZi

2つのインピーダンスZ1,Z2を直列接続したもののインピーダンスはZ1+Z2である。

例えば(2+3j)Ωと(4+5j)Ωのインピーダンスを直列接続したら(6+8j)Ωとなる。直列接続では、実部(レジスタンス)と虚部(リアクタンス)が独立にそれぞれの和になるので、計算しやすい。

並列接続[編集]

並列接続されたインピーダンス全体のインピーダンスは、各インピーダンスの{(逆数の総和)の逆数}になる。

1Z=i1Zi

逆数の計算を簡略化した表記で、a//b=11a+1b=aba+bを利用すれば、 2つのインピーダンスZ1,Z2を並列接続したもののインピーダンスはZ1//Z2である。(//はパラレル(平行)と呼ぶ。)
例えば(2+3j)Ωと(4+5j)Ωのインピーダンスを並列接続したら(1.34+1.88j)Ωとなる。(jは虚数単位) インピーダンスで計算すると逆数が入り複素計算がやや煩雑になるため、アドミタンスを使用することも多く、並列接続されたインピーダンス全体のアドミタンスは、各アドミタンスの総和になる。

Y=iYi,(Y=1Z,Yi=1Zi)

関連項目[編集]