サフィール踊り子
| サフィール踊り子 Saphir ODORIKO | |
|---|---|
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| 伊豆熱川駅に入線するサフィール踊り子2号 | |
| 概要 | |
| 種別 | 特急 |
| 運行開始 | 2020年3月14日[1] |
| 運行事業者 |
東日本旅客鉄道 伊豆急行 |
| 路線 | |
| 所要時間 |
平均2時間29分 (東京‐伊豆急下田間)[1] |
| 走行路線 | 東海道線・伊東線・伊豆急行線 |
| 起点 | 東京駅(新宿駅) |
| 終点 | 伊豆急下田駅 |
| その他 | |
| 使用車両 |
E261系 (大宮総合車両センター)[1] |
| 両数 | 8両 |
| 最高速度 | 120km/h[1] |
| 外部リンク | 公式ページ |
サフィール踊り子(サフィールおどりこ)は、JR東日本が運行する観光特急列車。
概要[編集]
JR東日本が運行していた「スーパービュー踊り子」と置き換える形で、2020年より運行している観光列車である。
名称の「サフィール(Saphir)」はフランス語で「サファイア」の意である[2]。車体の色もサファイアブルーで塗装されており、側面に描かれた「Saphir ODORIKO」のロゴマークは、「DO」の「O」部分に宝石がぶら下がっている意匠となっている[2]。
全車両がグリーン席となっている[2]。5号車から8号車が2+1の座席配置であり、プレミアムグリーン車の1号車は1+1の座席配置となっている[2]。
この他、2号車と3号車には4名までのグリーン個室と6名までのグリーン個室がある[2]。4号車はカフェテリア車両となっている[2]。
車両デザイン[編集]
車両デザインは奥山清行(Ken Okuyama(ケン・オクヤマ))が担当している[2][3]。
車両の窓は大きく、上部には天窓も設けられている[2][3]。1号車のプレミアムグリーンの座席は、新幹線のグランクラスのようなバックシェルシートを採用し、座席全体を窓方向へと向きを変えることも可能となっている[3]。
2号車・3号のグリーン個室には4人用と6人用の部屋があり、内装は木目調の落ち着きを感じさせるデザインとなっている[3]。JR九州の観光列車で採用されている「ゴージャスな装飾」はなく、JR東日本が運行する観光列車「海里」(HB-E300系)と同様のすっきりした内装となっている[3]。
5号車から8号車の通常グリーン車も従来の特急車両と比べると、より広いシートピッチを採用している[3]。
4号車の車両形式には食堂車を示す「シ」が付けられている[3]。
運行[編集]
東京駅‐伊豆下田駅以外に土曜・日曜・祝日限定で新宿駅発伊豆下田駅が運行されている(2026年3月14日時点)。なお、伊豆下田発新宿行は無い。
停車駅[編集]
2026年3月14日時点の停車駅は以下の通り。
歴史[編集]
2016年にJR東日本が観光列車「伊豆クレイル」(小田原駅‐伊豆急下田駅)で運行を開始[3]。2017年には東急電鉄が「THE ROYAL EXPRESS」を横浜駅‐伊豆急下田駅間で運行を開始した[3]。伊豆急行も東急グループの1社であり、東急としては「鉄道で伊豆観光を振興したい」という考えがあった[3]。
2018年にJR東日本は新たな観光特急列車を2020年春に運行することを発表した。その際のプレスリリースには「伊豆エリアの「本物の魅力」を世界に発信します」とあった[3]。
2019年5月には「サフィール踊り子」という名称が発表された[3]。JR東日本では「サファイアのような青く輝く伊豆の海と空をイメージさせ、上質・高級で優雅な旅を楽しんでもらいたい」と名前の由来を説明している[3]。
サフィール踊り子用の車両は2編成が新造されることになった[3]。製造担当は川崎重工業と日立製作所で、2019年11月ごろからは完成車両が工場からJRの車両基地に回送される様子や試運転の様子が鉄道ファンの間で注目されることになった。同年12月16日には完成車両が東京総合車両センター(品川区)で報道陣に公開された[3]。
運行開始当初のカフェテリア車両では、ミシュラン二つ星を獲得した「傳」の料理長である長谷川在佑が監修した「昆布と鰹節の醤油スープ ヌードル」、長谷川と鈴廣蒲鉾本店(神奈川県小田原市)が共同開発したオリジナルかまぼこなどが提供されていた[4]。
脚注[編集]
- ↑ a b c d e 西園寺 「豪華! 一対一の座席配列 プレミアムグリーン車 特急サフィール踊り子号」『日本のすごい鉄道』 マイナビ、2024年、40-41頁。ISBN 978-4839979638。
- ↑ a b c d e f g h 「伊豆の海を走るサフィール踊り子で下田の旅」『大人のひとり旅』3、JTBパブリッシング、2024年、34-36頁。ISBN 978-4533160110。
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n o 大坂直樹 (2019年12月17日). “全席グリーン以上、新「踊り子」はここがスゴい 青く輝く「サフィール」2020年春デビュー”. 東洋経済ONLINE. 2026年4月15日確認。
- ↑ “「サフィール踊り子」の“車内”にて提供するヌードルのトッピングとして小田原名産オリジナルかまぼこが採用” (プレスリリース), 鈴廣蒲鉾本店, (2020年3月13日) 2024年4月15日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- サフィール踊り子 - JR東日本公式サイト