Osaka Metro谷町線

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大阪市高速電気軌道
T 谷町線
基本情報
日本国旗.png日本
所在地 大阪府守口市大阪市八尾市
種類 地下鉄
路線網 Osaka Metro
起点 大日駅
終点 八尾南駅
駅数 26駅
路線記号 T
路線番号 2号線
路線色       京紫(紫、ロイヤルパープル)
開業 1967年3月24日
最終延伸 1983年2月8日
所有者 大阪市高速電気軌道軌道経営者)
運営者 大阪市高速電気軌道
路線構造 地上区間:八尾南駅付近
車両基地 大日検車場、八尾車庫
使用車両 車両の節を参照
路線諸元
路線距離 28.1 km
営業キロ 28.3 km
軌間 1,435 mm標準軌
線路数 複線
電化方式 直流750 V 第三軌条方式
閉塞方式 自動閉塞式
保安装置 WS-ATC
最高速度 70 km/h[1]

谷町線 (たにまちせん) は、大阪府守口市大日駅から大阪市内の東梅田駅天王寺駅平野駅を経由し八尾市八尾南駅までを結ぶ、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) の地下鉄路線。路線記号はT。ラインカラーは紫を用いる。

概要[編集]

「谷町線」 という路線名は、沿道に官庁寺院が多い谷町筋の地下を走ることから名付けられた。但し、天満橋 - 天神橋筋六丁目間で谷町筋から離れ、集客地の梅田(曽根崎)を寄り道している。ラインカラーの紫色は高僧袈裟の色からとられたとされている。地下区間が長く、地上区間は長原 - 八尾南駅間で1キロ弱。また、地上にある駅は八尾南駅のみである。

郊外私鉄との乗換は、阪神と京阪はさほど遠くないが、東梅田での阪急乗換、谷九や天王寺での近鉄乗換は長い距離を歩く必要がある。沿線も繁華街が少なく、御堂筋線と比べて影が薄い。

奇遇にも、後年に延伸された平野区も寺社仏閣の多い地域である。

駅間距離は0.6 - 1.2kmが多く、概ね一駅1kmである。

南海平野線との関係[編集]

南海平野線」も参照

谷町線天王寺駅 - 平野駅間の地上部にはかつて南海平野線という軌道路線が走っていたが、もともと平野と大阪市内とのインターアーバン都市間輸送路線)であったことと人口増加が重なり、同路線がパンク状態[2]となって地下鉄へ転換されたという経緯がある。

しかし本来は南海平野線を廃止する予定はなく、南海平野線を第三軌条集電方式に改良し、高速化あるいは地下化を行った上で直通するという壮大な構想があった。いわば北大阪急行電鉄近鉄けいはんな線の谷町線版である。ただし結果的には、以下の理由から八尾市域を含み大阪市交通局が独自に延伸することとなった。

  • 谷町線を平野方面へ延伸する予定はなく、検討されていたのは帝塚山から南港通を経由して八尾方面へ向かうルートでり、その場合は南海平野線でなく南海上町線が廃止対象になっていたといわれる。しかし帝塚山の住民らが反対運動を起こしたため、やむなくルート変更を迫られた。
  • 平野線から離れた出戸バスターミナル周辺の平野区南東部は人口増加によりバス輸送すらパンク状態で、平野線の改良だけでは追いつかないほどの混雑であり、地下新線を建設して混雑を完全解消する必要があった。
  • 南海天王寺支線を区間廃止したように、当時の南海電気鉄道には財政的な問題があった。
    平野線は2両運行で他線区に比較してましであるものの、路面電車は一回の運行で得られる利益が少ない。かといって平野線を運行しながら改良するにも、多額の費用がかかると見積もられていた。

もしも南海平野線を高速化した上で谷町線との直通を行っていれば、待避設備が設けられ、いわゆる「谷町急行」など速達電車の運転が行われていた可能性もある。

自動放送[編集]

自動放送設備の駅到着放送では、「危険ですから白線の内側でお待ち下さい」が省略されたものを使用されていたが、現在では「黄色い点字ブロックの後ろまでお下がりください。」という案内が追加されている。この放送は第三軌条方式の路線では当線のみであった。この理由により谷町線の接近メロディは上下線共に鳴る回数が多めで、5回鳴ることも多いが途中で切れることもある。


使用車両[編集]

すべて6両編成でOsaka Metro所有。

  • 22系電車
    • 新製配置された22系と中央線で活躍していた24系からの転属車の22系50番台が存在する。22系50番台は元々谷町線に在席していた20系30番台とトレードする形で登場した。22606fは四つ橋線へ転出している。
    • なお、22662Fと22663Fはかつて大阪港トランスポートシステム (OTS) のOTS系として登場した編成だが、他編成との差違はほとんどない。
  • 30000系電車
    • 第1編成から第7編成とそれ以降の編成では警笛の鳴り方が異なる。

駅一覧[編集]

全駅大阪府に所在。長年平野区民を殺し続けた文の里行きの設定が昨今なくなった。

駅番号 駅名 駅間
営業
キロ
累計
営業
キロ
累計
実キロ
接続路線 所在地
T11 大日駅 - 0.0 0.0 大阪高速鉄道大阪モノレール線(23) 守口市
T12 守口駅 1.8 1.8 1.8  
T13 太子橋今市駅 1.2 3.0 3.0 I14今里筋線 大阪市 旭区[* 1]
T14 千林大宮駅 1.0 4.0 4.0  
T15 関目高殿駅 1.1 5.1 5.1  
T16 野江内代駅 0.8 5.9 5.9 JR-F06おおさか東線JR野江駅 都島区
T17 都島駅 1.3 7.2 7.2  
T18 天神橋筋六丁目駅 1.3 8.5 8.5 K11堺筋線
HK阪急千里線
北区
T19 中崎町駅 0.8 9.3 9.3  
T20 東梅田駅 1.0 10.3 10.3 M16御堂筋線梅田駅Y11四つ橋線西梅田駅
東海道本線JR-A47JR京都線JR-A47JR神戸線JR-G47JR宝塚線)・JR-O11大阪環状線大阪駅
H44JR東西線北新地駅
HS 01阪神本線梅田駅
HK-01阪急神戸本線HK-01阪急宝塚本線HK-01阪急京都本線[* 2]梅田駅
T21 南森町駅 1.2 11.5 11.5 K13堺筋線
JR-H43JR東西線⇒大阪天満宮駅
T22 天満橋駅 1.8 13.3 13.1 KH03京阪本線KH13中之島線 中央区
T23 谷町四丁目駅 0.9 14.2 13.8 C18中央線
T24 谷町六丁目駅 1.0 15.2 14.6 N18長堀鶴見緑地線
T25 谷町九丁目駅 0.9 16.1 15.5 S18千日前線
D03近鉄大阪線A03難波線大阪上本町駅
天王寺区
T26 四天王寺前夕陽ヶ丘駅 0.8 16.9 16.5  
T27 天王寺駅 0.9 17.8 17.6 M23御堂筋線
JR-O01大阪環状線・JR-Q20関西本線大和路線)・JR-R20阪和線
F01近鉄南大阪線大阪阿部野橋駅
HN 01阪堺電気軌道上町線天王寺駅前駅
T28 阿倍野駅 0.6 18.4 18.2 HN 02阪堺電気軌道上町線 阿倍野区
T29 文の里駅 1.1 19.5 19.3  
T30 田辺駅 1.0 20.5 20.3   東住吉区
T21 駒川中野駅 1.0 21.5 21.3  
T32 平野駅 1.7 23.2 23.0   平野区
T33 喜連瓜破駅 1.4 24.6 24.4  
T34 出戸駅 1.3 25.9 25.7  
T35 長原駅 1.2 27.1 26.9  
T36 八尾南駅 1.2 28.3 28.1   八尾市
  1. 太子橋今市駅の所在地は大阪市旭区とされているが、駅施設の大部分(今里筋線部分については全体)が隣接する守口市内に設けられている。
  2. 運転系統としての「京都本線」。同線の正式な起点は「十三駅」。

脚注[編集]

  1. 『日本縦断! 地下鉄の謎』 - 小佐野カゲトシ
  2. 平野線は終着駅を阪堺線恵美須町停留場・上町線の天王寺駅前停留場に依存しており、これ以上の増発は不可能に近かった。
M 御堂筋線 - T 谷町線 - Y 四つ橋線 - C 中央線ゆめはんな - S 千日前線 - K 堺筋線 - N 長堀鶴見緑地線 - I 今里筋線 - P 南港ポートタウン線(ニュートラム)
相互直通路線 北大阪急行電鉄南北線 - 近鉄けいはんな線(ゆめはんな) - 阪急千里線 - 阪急京都本線
計画線・未成線 敷津長吉線 - 西梅田・十三連絡線 - 北港テクノポート線