コンダクタンス
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電気回路におけるコンダクタンスとは、直流回路あるいはサセプタンス=0の交流回路では、レジスタンス(電気抵抗)の逆数であり、アドミタンスの実部である。日本語では電気伝導力とも。並列接続での計算に便利である。交流回路では、単位は主にジーメンスで、古くはモーが使われた。記号は主にGで表記する。
電気回路におけるコンダクタンスの計算[編集]
直列接続[編集]
直列接続されたコンダクタンス全体のコンダクタンスは、各コンダクタンスの{(逆数の総和)の逆数}になる。
逆数の計算を簡略化した表記で、を利用すれば、
2つのコンダクタンスを直列接続したもののコンダクタンスはである。(//はパラレル(平行)と呼ぶ。)
例えば2Sと3Sのコンダクタンスを直列接続したら1.2Sとなる。
コンダクタンスで計算すると逆数が入ってしまうため、抵抗値を使用することも多く、直列接続されたコンダクタンス全体の抵抗値は、各抵抗値の総和になる。
並列接続[編集]
並列接続されたコンダクタンス全体のコンダクタンスは、各コンダクタンスの総和になる。
2つのコンダクタンスを並列接続したもののコンダクタンスはである。
例えば2Sと3Sのコンダクタンスを並列接続したら5Sとなる。