電気伝導率

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電気伝導率とは、電流の流れやすさを表す物理量導電率電気伝導度とも。記号は主にで表記する。

概要[編集]

電気伝導率(導電率)は導線の長さが単位長さ、その断面積が単位面積あたりの電気伝導力(コンダクタンス)である。
コンダクタンスは導電率と長さ(電流を流す向き)に反比例し、断面積比例する。

単位[編集]

単位は、S/mやS/cmなどがある。

逆数[編集]

電気抵抗率の逆数電気抵抗率と言い、電流の流れにくさを表し、主にの記号を使う。

微視的なオームの法則[編集]

電流密度、電気伝導率電界について

を微視的なオームの法則やオームの法則の微分形という。 この式はオームの法則と等価である。(詳しくは、オームの法則を参照されたい)

導出[編集]

電気伝導率は、電流のキャリアになっている電荷の電荷量移動度キャリア密度を用いて

である。 ここで移動度は、電荷の有効質量緩和時間を用いて

なので、(1)に(2)を代入して

である。
(1)(2)式は、移動度を参照。

関連項目[編集]