サセプタンスとは、アドミタンスの虚部である。古くはパーミタンスとも。単位は主にジーメンス。記号は主にBで表記する。
角周波数を ω {\displaystyle \omega } 、虚数単位を j {\displaystyle j} とする。
インダクタンス L {\displaystyle L} をもつインダクタのアドミタンス Y L {\displaystyle Y_{L}} は
と純虚数であり、角周波数に反比例する。 よって、サセプタンス B L {\displaystyle B_{L}} は
と負の値であり、このように負の値になるサセプタンスを誘導性サセプタンスという。
キャパシタンス C {\displaystyle C} をもつキャパシタのアドミタンス Y C {\displaystyle Y_{C}} は
と純虚数であり、角周波数に比例する。 よって、サセプタンス B C {\displaystyle B_{C}} は
と正の値であり、このように正の値になるサセプタンスを容量性サセプタンスという。