Windows 2000
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Windows 2000とは、Microsoft社が開発、2000年に発売したWindows NTの技術を用いたWindowsオペレーティングシステムである。
概要[編集]
元々9x系の家庭用向け機能と、NT系カーネルの安定性のいいとこどりをしようと、コードネーム"Neptune"を開発していたものの、NT系カーネルを家庭向けに最適化するのに手間取っていた[注 1]。開発が停滞していた際、西暦2000年に突入し、この記念すべき年に何かリリースしようと、成果物を既存のNT系に盛り込んで発売されたのが2000である。"2000"と冠しているのはこれが理由である。(なおこれが災いして98SEの後継が宙ぶらりんになってしまい、不遇なバージョンを生み出すことになってしまうのだが...)
Windows 2000は、Windows NT系統ながらも、一般使用(家庭でのライトユーザーによる使用用途)にも耐えうるよう、Windows NT 4.0と比較して、プラグアンドプレイに対応したり、エクスプローラーなどのUIを改善したり、デフォルトドライバーの幅を広げたりなど、9x系に寄せるための改良が加えられている。
また、前作の98SEやNT4.0より、より優れた多言語サポートが組み込まれた。
サービスパックはSP4までリリースされた。SP4適応済みシステムへの更新や機能追加(メインストリームサポート)は2005年6月、サポートやセキュリティ更新(延長サポート)は、2010年7月に終了した。
歴史[編集]
- 2000年2月、Windows 2000、登場。
- 2000年8月1日、SP1リリース。
- 2001年5月16日、SP2リリース。
- 2002年8月1日、SP3リリース。
- 2003年6月26日、SP4リリース。
- 2005年6月30日、メインストリームサポート終了。
- 2010年7月13日、延長サポート終了。
前後のバージョン[編集]
Windows 98 Second Edition ←古 Windows 2000 新→ Windows Me/Windows XP
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ ちなみに、Neptuneの目的はWindows XPで達成された。